女の子なら誰でも、シンデレラや眠り姫などのディズニープリンセスに一度は憧れるものだろう。困難な状況に置かれても、決してへこたれずに最後に幸せをつかむプリンセス達は、美しいだけでなく女性としての強さもお手本として見せてくれる。
そんなディズニープリンセス達は、なぜか青いドレスを身に着けていることが多いのだが、そこにはちゃんとした理由が存在しているようなのだ! どうやら、色が人々に与える印象が背後に隠されているらしいぞ!!
・青いドレスを着ているディズニープリンセスが多いのはなぜ!?
シンデレラと眠り姫、『アナと雪の女王』のエルサや『美女と野獣』のベルなど、言われてみれば青いドレスを着ているディズニープリンセスは多い。
女の子が好きなピンクや、純白さを表す白いドレスを多く身に着けていても良さそうなものだが、なぜ青なのだろうか!? どちらかというと青は男の子が好む色だし、温かみを感じるカラーではない。
・青いドレスは ‟空” をイメージしていた!?
ちなみに、ディズニープリンセスが身に着けている青は、世界共通のカラースタンダード・システムで知られる米パントン社で ‟スカイブルー” と呼ばれている。
パントン社の取締役による見解だと、ディズニープリンセスの青いドレスは ‟空” を象徴しているのだとか。時々曇ったり雨が降ることもあるが、いつも見上げれば頭上に存在する空は頼れる存在だ。そこで、青いドレスをプリンセスに着せることで、キャラクターに強さや堅実さをプラスするためではないかと見ているもよう。
・青は新鮮さ強さを感じさせる色!
そして、実写版『美女と野獣』の衣装デザインを担当したジャクリーン・デュランさんは、主人公ベルの青いドレスについて次のように語っている。
「ライトブルーにはパリっとした新鮮さがあり、青は作業着にも使われます。仕事中に着られる実用的な色という意味では、活動的な強さを感じさせます」
と述べ、やはり青には強さを感じさせる効果があると考えているようだ。
美しいだけでなく、精神的にも強いプリンセスを表現するのに、まさにスカイブルーはピッタリな色なのではないだろうか。
意識はしていなくても、色が人間の心理に与える影響は決して少なくないようだ。これからディズニー作品を見る時は、キャラクターが着ているドレスの色や意味を考えながら鑑賞したら、一味違った楽しみ方が出来そうである。