アラサー&アラフォー世代が中学・高校生だった時代に比べると、随分と現代の子供達を取り巻く環境は勝手が違っているように思う。

そこで、海外掲示版サイトRedditのユーザーが、「1997年から2017年にわたる生徒の変化」について語っているので、オモシロい意見をいくつか紹介したいと思う。

1.子供は変わらないけど親が変わった

1968~2004年まで中学校教師をしていた父親を持つユーザーが、かつて父親が次のようなことを語っていたのだという。「子供は決して変わらない。子供は子供だ。だが、親が劇的に変わった。昔は、しつけに関して親は教師を信頼してくれていたが、今の親は自分の子供が完璧だと信じ込んでいて、教師が間違っていると思っている」とこぼしていたのだそうだ。

2.スマホと計算機

1997年は、親が「いつも計算機を持ち歩ける訳じゃないのよ」と、ちゃんと勉強しなさいと叱りつけていたものだが、現代はすっかり事情が変わってしまった。現代では、テストの前にスマホの電源を切って、計算機が使えないように注意されるようになったからだ。

3.現代のキッズは何事にも熱意に欠ける

昔の生徒は、もっと人生や夢に対してパッションを持っていたとの声もある。それに比べて現代の子供は何事にも受け身で熱意に欠け、時間潰しに忙しいように見えるとの意見も挙がっていた。

4.自分に自信がない生徒が増えた

高校教師をしているユーザーが、現代では自分に自信がない生徒が増えたと指摘。「自分の学校だけかもしれないが……」と言いつつも、チャレンジ精神がなく、大変な思いをして何かを成し遂げようという意欲が感じられないとコメントしている。

5.自分の性的嗜好にオープンに

1997年:誰も自分が同性愛者であるとは言わない
2007年:教室で同性愛者の生徒が、こっそり教師にカミングアウトして相談
2017年:自分が同性愛者であることを、クラスメートの前で教室で語る

6.いい意味で大人に影響されない

現代のキッズは、なんでもネットで検索すれば知りたい情報を得られるので、教師の指導やアドバイスにいい意味で影響されなくなってしまっているという意見もあった。

やはり、1997~2017年の30年間において、なんと言ってもテクノロジーの進化による影響が一番大きいと言えるだろう。SNS上のいじめやLINEのグループトークなどによって起きる問題など、現代の子供達は我々大人が子供だった時代よりも、もっとストレスを感じているのではないだろうか。

参照元:Reddit
執筆:Nekolas
Photo:Wikimedia Commons