2017年2月27日夜、安倍首相が東京・赤坂の中国料理店「赤坂飯店」で内閣記者会加盟報道各社の幹部と会食をしたことが話題になっている。
何を話したかは知らないが、首相とマスコミ幹部という顔ぶれを見ると「越後屋、お主も悪(わる)よのお」という世界観が思い浮かんでしまう時代劇好きの私(中澤)。そんなワル(偏見)どもの会食が行われる場所とは、一体どんな店なのか? 気になったので行ってみた! 曲者じゃであえであえー!!
・雑居ビルを上るとそこには
赤坂飯店は、赤坂見附駅を出てすぐのビルの3階4階にある。ビルの見た目は、まさか総理とマスコミ幹部が会食してるとは思えないような雑居ビルだが、店舗の階はとんでもないことになっているに違いない。そして、エレベーターの扉が開くと……
普通かよ! カクカクした入り口や奥に見える装飾に中華色があるが、決して豪勢な雰囲気ではなく、私のようなパンピーでも気軽に出入りできる雰囲気。なるほど、「木を隠すなら森の中」の隠れ家パターンか。
・店内の様子
入店してみると、中はゆったり置かれたテーブルがくつろげる30席ほどのスペース。個室もあり、特に予約も必要ないようだが、1人での使用はNGとのこと。
・オススメメニュー
ランチの定食は全メニュー1000円であり、店員さんいわく、人気メニューは「回鍋肉(ホイコーロー)」と「麻婆豆腐」と「担々麺」。せっかくなので、回鍋肉と麻婆豆腐を注文してみた。まず、運ばれてきたのはキャベツがどっさりの回鍋肉。キャベツの表面にテラテラ光る油と味噌が食欲を刺激する。
食べてみたところ、ピリッと辛みが効いた味噌味が本格的だ。この味付けで豚肉、キャベツ、ピーマンを炒めてご飯が進まないわけがない。間違いない味であると言えるだろう。
次に、麻婆豆腐が運ばれてきた。こちらもピリ辛のご飯が進む味付け。量多めのひき肉と豆腐が、ボリュームがありつつもスッキリした後味を残す。個人的には麻婆豆腐の方がウマかった。
・ランチは庶民的コスパ
なお、ランチの定食には、前菜、ご飯、スープ、杏仁豆腐がついてくる。このセットが1000円は普通に高コスパだ。首相でもコスパを考えるんだろうか。
それはともかく、昼時になると続々とお客さんが来店。あっという間に席は満席になった。客の年齢層が高めなのは、地域柄かもしれないが、本当にウマいものを知ってそうな感じの紳士淑女が多かったことを追記しておきたい。
首相御用達の会食の地は、平凡だが間違いのない店だった。こんな店を知ってるなんて、安倍首相……お主もワルよのお。
・今回紹介した店舗の情報
店名 赤坂飯店
住所 東京都港区赤坂3-10-1
営業時間 月~土11:30~22:00
定休日 日曜日
参照元:時事通信
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
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▼定食の人気メニューは「回鍋肉」と「麻婆豆腐」
▼個人的には麻婆豆腐がウマかった