本日2月14日はバレンタイン。いわゆる “リア充” と呼ばれる若者は、彼女や知り合いの女性からチョコを貰って、幸せ気分を味わっているに違いない。
そんな中、なんと東京・渋谷で『チョコください』と書かれたメッセージを掲げて立っている若者がいるという。その情報をTwitterでキャッチした私は、なぜか居ても立ってもいられなくなった。そして……渋谷へ急行したのだ!
・これ以上、被害者を増やすワケにはいかない
なぜ私が居ても立ってもいられなくなったのか? その理由は、渋谷の若者が当編集部の中澤星児とりょうに被って見えたからだ。というのも、中澤とりょうは、本日2月14日にそれぞれ渋谷と巣鴨で、『チョコください』と書かれたダンボールを持って1時間立ったところ、目も当てられない結果に……。
これ以上、中澤やりょうのような心に傷を負った犠牲者を増やしてはいけない! と思った私は、気がつけば渋谷へ向かっていたのである。待ってろ! 渋谷の若者よ! 今からチョコを渡してやるからな〜!
・渋谷に到着したが……
「一体どれだけのチョコ難民が渋谷に溢れているのか?」と思って渋谷の駅前に到着した私だが、周囲を見渡してもそれらしき人が見当たらない。
む、むしろ、カップルが多いじゃないか……。しかも、「フリーチョコ」を掲げて、チョコをあげようとしている人も。
こう言っちゃ悪いが、てめえらに用はねえ! 私が探してるのは、『チョコください』と書かれたメッセージを掲げて立っている若者だ! 彼らにチョコをあげにきたのだ!! 一体どこにいるんだ!?
……と思っていたら、それらしき男性3人組を発見!!
おぉ〜彼らこそ私が救うべきチョコ難民! ようやく見つけたぞ!! というわけで、私は彼らに持参したチョコレートを渡すことにした。チョコはキットカットだけど! しかも、私は女性どころかバリバリのオッサンだけど!
・喜んでくれた
……にもかかわらず! 彼らは本当にうれしい様子で、元気に「ありがとうございます!」と言ってくれたのだ。わかる、わかるぞ。その気持ち! リア充だけのバレンタインじゃないもんな。来年は、ちゃんと女の子からチョコをもらうんだぞ!
とにかく、私がチョコを渡したことで、この男性3人組は少なくとも「チョコ0」ということは無くなったワケだ。そして、これで何となく中澤とりょうの無念を晴らせたような気が……しなくもない。まあとにかく、よかった、よかった。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24