子供なら、誰でも一度ぐらいはサンタクロースに宛てて、‟欲しいプレゼント” のリストを書いて送るものだ。しかし、父親を亡くして母親が闘病中だという少年は、天国のお父さんに手紙を書き風船にくくり付けて、願いを叶えたいと空高くへと飛ばしたというのである。

そして、そんな手紙を見つけた男性が、少年の願いを叶えるべくメディアの力を借り、少年の身元を確認するため奔走しているというのだ!

・少年が風船に付けた「天国のお父さんへの手紙」が悲しすぎる……

スコットランドのダンファームリンの野原を歩いている時、スチュアート・マッコールさんという男性が、しおれた風船にくくり付けられた手紙を発見した。その手紙には次のようなことが書かれていて、すっかり彼は胸を打たれてしまったのである。

「パパのことを恋しく思っていることと、伝えたいことがあって手紙を書きました。ママが病気だから、僕が児童養護施設に預けられること、そして、月曜から僕の耳が詰まっていることは知ってるよね。明日出発するのだけど、パパと学校が恋しいです。パパが天国にいることは知っているけど、そっちは安全なの?」

と、なんとも悲しい状況に置かれた少年に、同情せずにはいられないような内容なのだ。

・手紙にはクリスマスに欲しいプレゼントのリストが!

続けて手紙には、「パパからの手紙が、僕の枕の下に置かれているといいな」と綴られ、クリスマスにはブーツと飾りボタン、アストロ(野球チーム)のグッズとサッカー用のネット、プレミアリーグのボールとレアル・マドリードのグッズが欲しいと書かれていたのである。

そこで、少年の願いを叶えてあげたいと、スチュアートさんが地元メディアに連絡を取り協力を仰いだところ、SNSとニュースの力で少年の身元が分かりそうだとのこと。

・メディアと人々が少年の身元確認に奔走!

スチュアートさんをはじめ、少年の身元確認に奔走しているメディアや人々は、クリスマスまでに少年を見つけ出し、彼が望むプレゼントを送り届けることが出来たらと願っているそうだ。

なんとも胸が痛む手紙の内容だが、不運な状況に置かれた少年の元にプレゼントが届き、少しでも素敵なクリスマスを過ごせることを願いたい。

参照元:Twitter ‏@Bournemouthechoindy100DAILY ECHO(英語)
執筆:Nekolas

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