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「◯◯が嫌なら国に帰れ」「国から出て行け」という言葉を、あなたは耳にしたり、目にしたことがあるだろうか? 今この言葉は、人種や宗教などを理由に他者を差別する人々が使う常套句(じょうとうく)となっているようだ。

今回も1人の男性が “クリスマスが嫌いな奴は国から出て行け” といった内容のツイートを投稿した。しかしその後、なかなか面白い展開に発展したのだとか……。

・男性「キリスト教の国だ。クリスマスが嫌なら国から出て行け」

話題となっているのは、イギリス在住とみられるアニッシュ・パテルと名乗る男性のツイートだ。「ちょっと早いかもしれないけれど、メリークリスマス」と始まった彼のツイートに、多くの注目が集まったのだ。

メリークリスマスと言っただけなのに、一体なぜ? その理由は、後に続くツイートを見れば分かるはず。

「ここはキリスト教の国だ。アイデンティティが失われれば、国がダメになってしまう。だからクリスマスに気分を害する人たちがいるなら、僕が個人的に空港に送っていく」

・ネット民から続々と “お願い” が寄せられることに

むむむ、これは遠回しの「嫌なら国に帰れ」攻撃。こんな差別的な発言なら批判も免れないだろう……と思いきや、ネット上にはユーモアのセンスを豊富に持ち合わせた人が大勢いるもよう。なぜなら次のような愉快な対応が見られたからだ。

「やあアニッシュ。僕もクリスマスが嫌いなんだ。木曜日に飛行機に乗るから、朝の10時15分に迎えに来てくれるかな?」

「俺もクリスマスには飽き飽きしている。だから23日午後2時にヒースロー空港を発たなきゃならないんだ」

「クリスマスには腹が立ってしょうがない、だから12月19日に空港に送っていってくれないかな? 19日に迎えに来てくれると最高だよ」

こんなに “クリスマス嫌い” がいたとは! ということで男性の元には、そんな人々から「空港に送ってほしい」という熱いラブコールが続々と寄せられることになったのだった。

熱烈なラブコールに辟易したのか、その後男性は Twitterアカウントを非公開設定にしたと伝えられている。

参照元:indy100Metro(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

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