ロッテ「パイの実」といえば、何層にも重なったパイ生地と、なめらかなチョコの組み合わせが絶妙なお菓子。1979年の発売以来、今なお大人気のロングセラー商品だ。ある日、私(あひるねこ)が何気なく「パイの実」を食べていた時のことである。
ふと箱の内側に目をやると、そこには「パイの実」のアレンジについて書かれていた。まあ、よくあるやつだな。しかし、その内容があまりにも衝撃的だったのだ。なんと、「パイの実」をビーフシチューに入れろと言い出した。正気なのか? ありえない……が、試しにやってみたぞ。
・その組み合わせはないわー
牛肉がじっくり煮込まれたビーフシチュー。そこに「パイの実」を入れるなど、これは尋常ではない。だって、「パイの実」だぞ? 食べ物で遊んじゃいけないって、親に教わらなかったのか? 箱の内側に書かれたこのアレンジ。担当者の笑顔からは、もはや狂気すら感じる。
・そのまま食べるのが1番だろ
いても立ってもいられず、レトルトのビーフシチューを買ってきて試すことにした。と、その前に、「パイの実」をそのまま食べておこう。悪の道に手を染める前に、この美味しさをしっかりと味わっておかなければ……。カリッとした表面にサクサクしたパイ。チョコとの相性は抜群である。
・いまいち信じられない
用意したビーフシチューも、このまま食べた方がウマいような気がしてならない。もしかしたら、これはロッテの悪ふざけなのでは? 「公式が病気www」って、ネットで騒がれたいとか思ってんじゃないだろうな。一抹の不安を抱きつつ、「パイの実」を後のせしてみた。
──完成である。たぶん5秒くらいで出来た。うむ、非常に簡単だ。公式からの情報で、こんな簡単なアレンジレシピが他にあっただろうか。そこは評価したい。しかし、ルックスは本当にビーフシチューに「パイの実」がのってるだけ。どうなんだ、これは。
・実際に食べてみた
それでは食べてみよう。熱々のシチューに浸かった「パイの実」をスプーンですくう。「私の居場所はここじゃない!」という、「パイの実」の思春期のような叫びが聞こえてくるようだ。おそるおそる、口に運ぶ。
・意外にも……
あぁ~。あぁ~。そういうことか~。わかったわかった。全然違和感はない。これはつまり、パイシチューのようになるのだ。普通はパイの中にシチューが入ってるけど、それを逆にした感じ。シチューに入れてもすぐにサクサク感が消えない「パイの実」は、やはり良質だな。
ミスマッチかと思われたチョコだが、カレーの隠し味にチョコを使うというのはよく聞く話。だから、ビーフシチューでもそこまで変な感じはしない。まあ、チョコはなくてもいいかなと思うけど、あっても気にならないレベルだ。意外や意外。普通に美味しく食べられた。
・試してみて!
パイシチューを自宅で作るのはけっこう難しいと思うので、簡単にその気分を味わえるこのアレンジはなかなか面白い。ただし、普通のチョコ以外の「パイの実」だと少々キツイ気がする。イチゴ味とか抹茶味で試す勇気がないので、誰か私の代わりにやってみてくれ!
参考リンク:ロッテ
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼ロッテ「パイの実」
▼箱の内側に書かれた、「パイの実」をビーフシチューに入れるというアレンジ
▼この担当者の笑顔、もはや狂気すら感じる
▼レトルトのビーフシチューを買ってきて試すことにした
▼このまま食べた方がウマいような気がしてならない
▼「パイの実」を後のせしてみた
▼どうなんだ、これは
▼意外にも全然違和感はなく、パイシチューのようになった!
▼普通に美味しく食べられたぞ