血と肉を分けた家族は、どんなに関係がこじれてしまっても、家族であることは永遠に変わらない。一方で、どんなに仲が良くても、友達関係は仲がこじれてしまったら、そこで終わってしまう可能性もある。

そんな、時には壊れやすい友情を永遠の物とするために、お揃いのタトゥーを体に刻んだ男性3人がいるというので紹介したい。その理由を知ったら、熱い男の友情に 、思わず ‟ジ~ン!” と胸を打たれてしまうこと間違いナシである!!

・友情の証に ‟お揃いのタトゥー” を体に刻んだ3人の男性

アメリカ人男性のガースさんとアンディさん、マイクさんの3人は大の親友同士で、ある事件をきっかけに、左の脇腹にお揃いのタトゥーを彫ることとなったのだという。

では、事の経緯を説明するために、時計の針を2010年まで戻すことにしよう。ワシントン州シアトル出身のガースさんは、当時ロサンゼルスに滞在していたマイクさんが、事件に巻き込まれて重傷を負ったとのニュースを受け取った。最悪なことに、マイクさんはバッグを引ったくられた女性を助けようとして、強盗に刺されてしまったのである!

・親友を元気づけるために ‟セミコロン” のタトゥーをゲット!

直ちに最寄りの病院に搬送された彼は、左側の腎臓と結腸が切り裂かれており、損傷部分を取り出す必要があることが明らかに。こうして、ガースさんは彼に会うためにロサンゼルスへ飛び、2人の親友で、メキシコに住んでいたアンディさんも事情を聞きつけ、飛行機に飛び乗ったのだ。

そして、大怪我を負ったマイクさんを、なんとか元気づけたいと思った二人は、お見舞いのカードや花を贈る代わりに、友情の証として、セミコロン「;」 のタトゥーを左脇腹に彫ったのである。

・親友の熱い友情に涙してしまったマイクさん

なぜ、セミコロンなのかと説明すると、マイクさんが手術で取り出したのは結腸の一部で、結腸は英語で「Colon:コロン」という。その一部を失ったからセミコロンな訳だが、マイクさんにタトゥーを見せてその意味を語ると、2人の友情に感動した彼は泣き出してしまったそうだ。

その後、無事に怪我から回復したマイクさんは、2014年に同じ場所にセミコロンのタトゥーを彫り、3人お揃いになったという訳である。

男の深い友情にジ~ンとして、目頭が熱くなってしまようなエピソードである。永遠に消せないタトゥーを、親友を励ますために体に刻むとは、きっと彼らの友情は本物に違いない。

・参照元:Twitter @garbagecoven(英語)
執筆:Nekolas

▼友情の証に「お揃いのタトゥー」を体に刻んだ3人の男性