世の中にはきっと、理想のイヤホンに出会えない “隠れイヤホン難民” が大勢いると思う。以前の私(佐藤)も、イヤホン難民であった。理想的なイヤホンに出会う旅を続けていたのだが、実はその旅を1年前に終えていた。……はずだった。
2015年7月に『SoundPEATS ワイヤレス スポーツ ヘッドセット QY7』に出会って、これをずっと使っていこうと思っていたのに、ちょうど1年を迎える直前に壊れてしまったのだ。運命の出会いを果たしたはずだったのに、チキショー……。ということで、さっそく新たな出会いを遂げたぞ。それが、『QCY QY8』である。もしもコスパの良い製品を求めているのなら、コレが絶対オススメだ!
・なぜワイヤレスにしないの?
製品のことをお伝えする前に、少し話が逸れる。近年はワイヤレスイヤホンがとても購入しやすくなっている。私が先日まで使っていた『QY7』もとても安かった。購入時の価格は2699円。3000円でお釣りが来るというのに、かたくなに有線イヤホンを使っている人は、ひょっとして低価格で購入できることを知らないのだろうか?
スポーツジムでもよく見かける。教えてあげたい。「線が邪魔でしょ! ワイヤレスにしようよ!」って言いたい。
・1年もたずに2万円のワイヤレスが壊れた
さて、本題に入るとしよう。まずは私のワイヤレスイヤホンの遍歴をお伝えしたい。先日まで使っていた『QY7』は、読者のススメに従い使用していた。それ以前に使っていた、『power beats2』は正規価格で2万600円もするのに、1年ともたずに電源が入らなくなる不具合に陥った。信じられない。
・ワイヤレスイヤホンの致命的な問題
さらにそれより前に使っていた『JayBird BlueBuds X』は正規価格1万8800円。イヤーチップがすぐ取れてしまい、アッと言う間にストック分のチップを全部紛失してしまった。イヤーチップが取れやすいというのは、ワイヤレスイヤホンにとって致命的な問題だった。
・そして2699円に出会う
そうして出会った『QY7』は最高だった。もうこれ以上高額な製品は使うまいと決意していたので、2699円は大変魅力的だった。さらに音質も申し分なく、コスパは最高。
しかし、その『QY7』も寿命なのか、Bluetooth接続ができなくなってしまった。そこで目をつけたのが、アマゾンの「AVアクセサリー」カテゴリーで1位を獲得した『QY8』だ。価格はセールで3120円(2016年6月21日時点)。以前のモデルよりちょっとだけ高いが、それでも3000円台前半で、評価も悪くない。読者のススメもあったので、購入してみることに。
・箱がデカすぎる……
注文の翌日に届いたのだが、イヤホン1つを届けるのに、箱がデカすぎるだろ。アマゾン、もうちょっと何とかならないか……。
大きな箱を開けると、中に小さい箱が。これが製品の入った箱だと思うんだけど、これを緩衝材の入った封筒に入れて送れば良くない?
箱を開けると、中にまた箱。マトリョーシカかよ……。
・備品が豊富で助かる!
さて、ようやく製品とご対面。この『QY』シリーズは相変わらず備品が豊富。イヤーチップとイヤーフックがサイズ違いで4組ずつ入っている。それが白黒2色あるから、1個失くしたって全然へっちゃらだ。
・ボタンが押しやすくなった
装着した感触は、以前のモデルとほとんど変わらない。多少本体が大きくなったが、走ったり飛んだりしても、外れることはそうそうないだろう。本体が大きくなったことで、電源ボタンを押しやすくなったことが有難い。
これでこの先1年くらいは、イヤホンに困ることはなさそうだ。ちなみにメーカー保証は1年となっている。まだワイヤレスイヤホン未体験の人は、試しにコレを買ってみてはどうだろうか。3000円程度なら、試すのにちょうどいい価格だと思うのだが、いかがだろうか?
参考リンク:Amazon『QCY QY8』
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24