プーパッポンカリー。それだけを聞いて何のことかわかった人は、おそらく大のタイ料理好きに違いない。日本におけるタイ料理のメニューで、ベスト10に入るくらいには有名な「蟹と玉子のカレー風炒め」のことである。
そんなプーパッポンカリーが、2016年6月20日、日清カップヌードルの新フレーバーとして登場した。トムヤムクン味やマッサマンカレー味、シンガポールラクサ味の流れを汲むアジア系カップヌードルだが、まさかプーパッポンカリーを持ってくるとは……日清め、やりおる。
・日本人の口にも馴染みやすい
冒頭でもお伝えした通り、プーパッポンカリーは「蟹と玉子のカレー風炒め」のこと。多くの場合は甘辛い味付けで、日本人の口にも馴染みやすいタイ料理といえる。辛いのが苦手な人でも、このプーパッポンカリーとカオマンガイだけは間違いないという、安心感のあるメニューだ。
ちなみに「プー」はタイ語で蟹を指しており、トムヤムクンの「クン」は海老を指している。一般的にはプーパッポンカリーの方が有名だが、クンパッポンカリー、つまり「海老と玉子のカレー風炒め」もメニューとして存在するから、タイ料理好きな人は覚えておこう。
・オイルが付属
それはさておき、日清カップヌードルのプーパッポンカリー味。サイズはビッグサイズのみで、記者は近所のコンビニにて税込216円で購入した。これまで発売されたアジア系カップヌードルは、どれも安定感抜群であったが、果たしてプーパッポンカリーはどんな仕上がりなのだろうか?
というわけで、さっそくお湯を注ぎ食べてみることに。トムヤムクン味と同様、プーパッポンカリー味にも食べる直前に投入する “オイル” が付属していた。3分待ってオイルを注げば完成だ。
・食べてみた
一口食べてみて、あらビックリ。再現度たけぇぇぇぇええええ! これは紛れもなくプーパッポンカリー味!! 甘くまろやかな口当たりも、玉子の優しい風味も、後から少しだけ追ってくる辛さも、全てがまさしくプーパッポンカリー! これ作った人、プーパッポンカリーにこだわりありすぎィィィイイイ!!
これをタイに持って行って、片っ端からタイ人に食べてもらい「これは何味だと思いますか?」と尋ねたら100%の確率で「プーパッポンカリー以外にあるの?」と答えるに違いない。それくらい再現度の高さは秀逸だ。
先述の通り、そもそもプーパッポンカリー自体が日本人の口に合いやすいメニューだから、エスニック料理が苦手でなければ受け入れやすい味といえるだろう。特にタイ料理好きの人には一度ご賞味いただきたい。きっと再現度の高さにビックリするぞ!