しょう油・カレー・シーフード・チリトマトに次ぎ、今や日清カップヌードルの定番として定着したトムヤムクン味。発売当初は売り切れが続出するなど、大きな話題となった同商品だが、実はトムヤムクンの本場、タイにもトムヤムクン味のカップヌードルが存在するという。
「いつかタイに行ったら買って来ようかな~」なんて思っていたら……あった。普通にスーパーで売っていた。理由は後述するが、とにかく本場トムヤムクン味のカップヌードルは日本でも入手可能なのだ。
・イオン系スーパーでのみ販売
記者が「タイ製・トムヤムクン味」のカップヌードルを発見したのは、イオン系のスーパー「まいばすけっと」でのことである。フタの部分は日本語表記だが、側面は全てタイ語となっており、パッと見たときは「ニセモノ?」と思うほど、そこはかとないパチモノ臭がした。
だがパッケージには、しっかりと「日清カップヌードル」の文字が。日清に問い合わせてみると実はこの商品、イオン系のスーパーのみで展開されていることが判明した。価格は税込み139円と、日本産のトムヤムクン味に比べて若干割安である。
・麺とスープの色が違う
とにもかくにも、本場のトムヤムクン味のカップヌードルが食べられるまたとないチャンス! 以前に記事でもお伝えした通り、日清は「現地マーケティング・現地製造・現地販売」をモットーにしているから、日本とは多少なりとも味が違うハズ……これは確かめるしかあるまい。
さっそくパッケージを開封してみると、日本版・タイ版両方のカップヌードルに、調味料が付属していた。ただし、日本は “後入れ” でタイは “先入れ” 方式である。お湯を注いで3分待つと、日本は平打ち麺風でスープは乳白色、タイはちぢれ細麺でスープは褐色系だ。
・食べてみると……
食べてみると「日本の方がややココナッツミルクっぽいかな?」という以外は、ほぼほぼ変わらない。辛さもどちらかが断然強いということもなく、いい勝負の同じくらいの辛さであった。ちょ、ちょっと予想してたのと違うぜ……!
結果として、わずかなココナッツミルクの風味と麺の食感以外は、日本製もタイ製もほぼ変わらないことが判明した。まさかここまで同じだとは想定外である。なお、タイ製トムヤムクン味と一緒に販売されていた「ミンスドポーク味」が、ニンニクがガツンと効いて、メチャメチャおいしかったことも記述しておこう。
おそらくイオンでの発売は期間限定だと思われるから、興味がある人は早めにチェックすることをオススメするぞ。……トムヤムクン味は本当に変わらないけど。
参考リンク:日清カップヌードル
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼近所の「まいばすけっと」で発見。
▼両方、調味料付きだ。
▼左が日本、右がタイ。
▼日本版。平打ち麺風で、スープはほんのりココナッツミルク風。
▼タイ版。ちぢれ細麺で、スープは褐色。
▼ビビるほど味が変わらない……!
▼なお、ミンスドポーク味が超ウマかった。「ミンスド」って何……?
▼予想してたのとは違ったが、味はほぼほぼ変わらなかったぞ!