アメリカ大統領選で共和党の指名獲得が確実視されているドナルド・トランプ氏。大統領候補に躍り出るくらいなので多くの支持を集めていることは確かだが、一方で物議をかもし出す発言も多々あり、多くのアンチがいることも確かである。

そんなトランプ氏を風刺した「1枚のイラスト」がアメリカで話題になっているのでお知らせしたい。アメコミ風に描かれたこの作品、トランプ氏の背後をよく見ると……。

・アメリカ人アーティストによる作品

このイラストを手掛けたのは、コミックやゲームなどで活躍するアメリカ人アーティスト、ステファン・バーン(Stephen Byrne)氏である。普段は自身のTwitterやFacebookでイラストや動画を公開している同氏が、2016年5月29日に公開したのが「トランプ氏の風刺イラスト」だ。

トランプ氏が演説している様子がアメコミ風に描かれているだけ……かと思いきや、その背後にいるのは「ダース・ヴェイダー」「ジョーカー」「レッド・スカル」「ハンニバル」などなど、アメコミやアメリカ映画史を代表する悪役オールスターズたちではないか。

この画像についてのコメントは「Trump Rally.(トランプラリー)」とだけ記されており、直訳すると「トランプ演説会(壮行会)」という感じになる。つまりステファン氏によると、トランプラリーに参加している人は悪役のようなヤツらばかりだ、ということになるらしい。

・2日で約2万件もシェアされる

このイラストは大きな注目を集め、Twitter とFacebook 合わせるとわずか2日で約2万件ものシェアをされている。日本での報道はトランプ氏の勢いばかりが注目されることが多いが、アメリカにはステファン氏のような反対派も少なくないようだ。

果たしてトランプ氏は共和党の指名を獲得できるのか? その先の大統領選の結果は? しばらくはトランプ氏から目が離せそうにもない。

参照元:Facebook「Artwork of Stephen Byrne」
執筆:P.K.サンジュン

▼バージョン違いも。

▼こちらはTwitter での投稿。
https://twitter.com/StephenByrne86/status/737085779411755008