「社員食堂」、それは社員でなければ入ることのできない聖域(サンクチュアリ)。その特別な場所に潜入するこの企画、初回は大手菓子メーカーの「コイケヤ」だった。続く第2回は、なんとTwiter Japan である! あのTwitter にも、食堂があり、週1回ではあるがランチの提供が行われているのである。
興味あるだろ? Twitter のランチ。ナニ食ってんの? って気になるだろ。ということで、早速Twitter Japan の本社に行ってみたぞ!
・なくてはならないTwitter
ネットを頻繁に利用する人のほとんどが、Twitter を利用しているに違いない。最近の10代は、アカウントを何個も所有しているそうだ。聞くところによると、10個も15個もアカウントを持っている子さえいるそうだから驚きである。
Twitter がなければ生きていけない! なんて考える人もいるかも。さて、そんなTwitter Japan は一流IT企業にふさわしく、東京スクエアガーデンの19階にある。当然誰でも入ることはできない。私(佐藤)は約1カ月前からアポを取り、今回特別に限られた場所だけ入ることを許された。その建物の19階はワンフロア全て同社なのだとか。
・開放的な空間
建物入り口で手続きを済ませ、19階に上がると広くてキレイなレセプションがある。その奥には立派な応接。さらにその周りに個別のミーティングルーム。どこもかしこキレイで立派! さすがTwitter やで。2015年8月に赤坂から移ってきたばかりだけあって、キレイだ。レセプションの先に社員向けの広いスペースが設けられている。そこは食事や休憩をするスペースであると共に、セミナーなどを行える場所なのだとか。
・お菓子食べ放題なの?
その一角に、飲食物を提供するスペースがある。
立派なコーヒーマシン。冷蔵庫にはペットボトルのミネラルウォーターや炭酸水など。そしてお菓子やミックスナッツなどなど。
もしかしてコレ、食べ放題なの? とはいっても良識の範囲かな。それにしてもうらやましい!
・週に1回のランチ
実はTwitter Japan では週に1回、月曜日にしかランチの提供が行われていないそうだ。外出したり、自宅で仕事をする社員も少なくないようなので、週1回の提供になっているのだとか。やっぱステーキとかハンバーガーとか、サンドイッチとかが出たりするのかな? と思ったら……。
あら? 意外にも和食。それもかなり健康的なメニューに見えるんだけど。この日の献立は次の通り。
・Twitter Japanのある日の献立
ご飯(胚芽米)
野菜コンソメスープ
海老と春雨のタイ風サラダ
夏野菜のガパオ風バジル炒め
鶏ささみとオクラのわさび和え
がんもと筍の煮物
小松菜と玉子の炒め
胡瓜とザーサイのピリ辛和え
タンドリーチキン
豚唐揚げの野菜甘酢あんかけ
鮭のマヨネーズ焼き
・肉ドーン! じゃなかった
う~ん、思っていた意外にヘルシーなランチ。もっと肉がドーン! とか、ハンバーガーやタコスなようなものが出てくると思ったら、全然日本的でビックリ。社員のリクエストを受けて、少しずつ変わるそうだ。やっぱり続けて食べるなら、飽きの来ないものが選ばれるようになるみたい。
私も特別に頂けることに。シンプルだけど彩り豊かで、見るからに身体に良さそうなものばかりだ。
実はこの日、私は他の社員の皆さんに先立って、食事させてもらうことになった。他人なのに人の食事に手をつけるようで、結構気が引けたのだが……。タンドリーチキンと鮭のマヨネーズ焼きは「1人1個まで」とある。貴重な1個を頂くのは、本当に申し訳ない気持ち……。そうして出来上がった、Twitter 定食である。
・ささやくような優しい味
普段から味の濃いものばかり食べている私にとって、ここのランチはとても優しい味に感じられた。強いて言うなら、普段の濃い味が「絶叫レベル」であるのに対して、ここのランチは「つぶやきレベル」に優しい。身体を気遣い、ささやくような柔らかな味わいだった。
このランチを通して、社員の皆さんはコミュニケーションをとり、仕事のアイディアを出し合っているのかもしれない。
余談だが、ここにあったTwitter マグカップが可愛かったので、持ち帰りたい気持ちになった。とにかくTwitter Japan には、開放的な雰囲気があり、誰もが仕事を楽しんでいる。そんな印象を受けた。
取材協力:Twitter
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼レセプションの奥の応接スペース。立派なソファが設えられている
▼ミーティングルームも立派! さすがTwitter やで
▼眼下に東京駅や銀座の街。少し向こうに東京タワーが見える
▼そしてランチ。この日のおかずは「海老と春雨のタイ風サラダ」
▼「夏野菜のガパオ風バジル炒め」
▼「鶏ささみとオクラのわさび和え」
▼「がんもと筍の煮物」
▼「小松菜と玉子の炒め」
▼「胡瓜とザーサイのピリ辛和え」
▼「タンドリーチキン」
▼「豚唐揚げの野菜甘酢あんかけ」
▼「鮭のマヨネーズ焼き」
▼とても優しい味でした