オフィスで働いている人は、仕事がない時は、何をして時間を潰しているのだろうか。自分一人が暇なら、こっそりとスマホでSNSをチェックしたり、ネットサーフィンもできそうだが、社員全員が暇だったら、オフィスにだら~りモードが漂いそうである。
そんな、オフィスの雰囲気を一掃するためか、暇な会社が「大量のポストイット(付箋紙)を使った新しい遊び」を開発! そして、その遊びが噂を呼び、近隣のオフィスと競い合う結果になっているというのだ。‟ポストイット・ウォー” とも呼ばれる、新感覚の大人のお遊びについて紹介したいと思う。
・ニューヨークで新しい遊びが大流行!!
「大量のポストイットを使った新しい遊び」が流行中なのは、米ニューヨークのカナルストリートにあるオフィス街だ。ある会社で暇を持て余していた社員が、オフィスの窓にポストイットで ‟HI”と文字を描くように貼り付けたところ、それを見た近隣のオフィスが真似をし始めたのである。
最初のうちは、文字やシンプルなデザインを窓に施していただけだったが、徐々にエスカレート! 広告会社のオフィスが、テナントとして入っているビルが立ち並んでいるせいか、クリエイティブ魂を見せつけようと、ポストイットで描くデザインがどんどん複雑化していったのである!
・徐々にデザインが複雑化して競争がエスカレート!
なかには、大人気アニメ番組『シンプソンズ』のキャラクターやスパイダーマン、伝説のストリートアーティスト、キース・ヘリングのデザインをポストイットで描いてしまう会社も!
こうして、各オフィスがTwitter で、自分達の作品をハッシュタグ「#postitwars:ポストイット・ウォー」付きでツイートし始めたことから、さらに競争が激しくなってしまったのだ。
・オフィスビルの窓がポストイットだらけに!!
その結果、カナルストリートのビルの窓には、ポストイットを使った文字やデザインが大量に出現!! 外から見たら、ビル全体が広告に彩られているようで、かなり壮観である。
それにしても、競争が激しくなったばかりに、暇ではないオフィスまで仕事をそっちのけで、ポストイットの作品作りに精を出してしまいそうだ。そのために、わざわざ大量のポストイットを購入したオフィスもあるようだが、その労力と創造性を、遊びではなく仕事に費やしてほしいものである。
もし、カナルストリートにポストイットの広告を請け負う会社が存在していたら、ポストイット・ウォーは、かなり商品の宣伝になったのではないだろうか。
参照元:Twitter @CampaignLiveUS、campaignUS、METRO(英語)
執筆:Nekolas
▼ポストイットで伝説のストリートアーティスト、キース・ヘリングの作品を窓にデザイン!
Why the Post-it War Makes Me Proud of Havas, by CEO Andrew Bennet https://t.co/YjqRBxKDTr #CanalNotes #postitwars pic.twitter.com/0yzuFjEmJH
— Campaign US (@CampaignLiveUS) May 18, 2016
▼ストリートから見たら、ポストイット・ウォーの激しさが一目瞭然!!
Other building is going strong!!! Great job!!!! #canalnotes #postit #postitwars #adlife #hs #nyc #havasww pic.twitter.com/E1LxDUmtk7
— Charlie (@C5_Martins) May 13, 2016
▼大人気アニメ番組『シンプソンズ』のキャラクターも!
Employees from some #NYC ad agencies are using @Postit notes in creative battle, sparking the great #postitwars pic.twitter.com/9tosmfg72s
— CBS Mornings (@CBSMornings) May 19, 2016
▼宙づりになったらスパイダーマン
Post-It wars have taken over the windows on Canal Street https://t.co/AbXv1SkbDi #PostItWars @motylenski pic.twitter.com/rOHQ6GEjWn
— NBC New York (@NBCNewYork) May 18, 2016