「クイーン」と言えば、ビートルズやレッド・ツェッペリンなど、世界に名だたるロック・レジェンドを輩出してきた英音楽界が誇る伝説的ロックバンドだ。そのフロントマンとして、『ボヘミアン・ラプソディ』などの名曲で、唯一無二の驚異的なヴォーカルを披露してきたのがフレディ・マーキュリーである。
そんな、音楽史に名を刻んだフレディの名前を冠した奨学金制度が、設立されると発表された。
・フレディの名を冠した奨学金制度が誕生!!
類まれな歌唱力と、ユニセックスな衣装や独自のパフォーマンスで、ユニークかつ個性的なシンガーとして、その地位をを築いたフレディ。1991年11月にHIV感染合併症のため、世界中のファンに惜しまれながら45歳の若さで亡くなったが、今もなお、数多くのミュージシャンやアーティストに多大な影響を与え続けている。
そんな、フレディは生きていたら今年70才。彼の生誕70周年を記念して、英音楽学校「アカデミー・オブ・コンテンポラリー・ミュージック」と、 レコーディングスタジオ「メトロポリス・スタジオ」が、奨学金制度「フレディ・マーキュリー・スカラーシップ」を設立することとなったのだ。
・エド・シーランなど人気シンガーが進学した音楽学校
クイーンのメンバー、ブライアン・メイとロジャー・テイラーの後押しを受けた奨学金制度では、同校の文学士号課程に進む学生1人に、最高で2万7000ポンド(約425万円)が支給されるとのこと。
同校では、作詞作曲やパフォーマンスだけでなく、音楽プロダクションやミュージック・ビジネスについても学ぶことができ、人気シンガーのエド・シーランやニュートン・フォークナーらが進学していたことでも知られている。
・フレディの魂が息づくスタジオが奨学金制度を支援!
また、メトロポリス・スタジオは、クイーンがアルバム収録のために何度も使用した場所で、フレディは、よくスタジオで曲作りに励んでいたという。フレディの魂が息づくスタジオでは、アデルやサム・スミスなど、世界的大スターとなったアーティストもアルバムを録音したそうだ。
スタジオの最高経営責任者イアン・ブレンチレイ氏は、「フレディの功績を後世に受け継いでいくためにも、新しい才能を育てていきたい」と、奨学金制度設立について意気込みを語っている。
フレディほどカリスマ性があり、多くのアーティストに影響を与えられるシンガーは、そうそう現れるものではない。この奨学金制度を受けた学生が、いつかフレディのような存在になり、活躍する日が来ることを期待したい。
参照元:Twitter @ACM Guildfor、BLABBEROUTH.NET、ACM music(英語)
執筆:Nekolas
▼フレディ・マーキュリーの名を冠した奨学金制度が誕生!!
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— ACM (@acm_uk) May 10, 2016
▼クイーンの代表曲『ボヘミアン・ラプソディ』のプロモビデオ