女性は、化粧をしたりキツいブラジャーを身に着けたり、歩きにくいハイヒールを履いたりと、何かと大変である。「その点、男は楽でいいよなあ~」なんて思ってしまう女性は多いと思うが、そんな、女としての苦労を痛感してしまうような画像が、ネットで話題になっているのだ。
ハイヒールを履いて立ち仕事を余儀なくされたその女性は、フルシフトの後に、「足がトンでもない状態」になっていたというのである。痛々しい彼女の足を見たら、思わず同情せずにはいられなくなってしまうのではないだろうか。
・ハイヒールを履いて仕事をした女性の足が大変なことに!!
SNSで注目を集めている投稿をしたのは、カナダのエドモントンに住むニコラ・ギャヴィンスさんだ。チェーン・レストラン「Joey Restaurants:ジョーイ・レストラン」でウェイトレスとして働くニコラさんの女友達が、仕事を終えて帰って来た時、あり得ない状態になった彼女の足を見て驚愕してしまったという。
なんと、友達の両足は血で真っ赤に染まり、指の爪が剥がれてしまっていたのである! なんでもそのレストランでは、女性スタッフはハイヒールを履くことが義務付けられており、フラットシューズを履いていた彼女は、マネージャーに怒られたこともあるそうだ。
・「フェアじゃない!」とSNSで抗議!
しかも女性スタッフは、30ドル(約3250円)するレストランのユニフォームを各自で購入する必要があり、一方で男性スタッフは、手持ちの黒の服なら何を着ても良いという。
さすがに、「これはフェアじゃない!」と友達を気の毒に思ったニコラさんは、自身のFacebookに血まみれになった友達の足の写真と、意義を唱える投稿を掲載。さらに、レストラン従業員用マニュアルに、「女性スタッフは、1~3インチ(約2.5~7.6センチ)のハイヒールを履くこと」と、記載されていることも付け加えている。
・女性を中心にレストラン側に抗議のコメントが殺到!!
ニコラさんの投稿は、女性を中心に1万1千件以上もシェアされ、ジョーイ・レストランのFacebookページには抗議のコメントが殺到! ニコラさんの投稿を見たレストランの経営陣が彼女の友人に連絡を取り、レストランのマネージメント部門とも話し合ったとのこと。
その後、勤務中に履く靴のガイドラインとポリシーについて、誤解がないよう各店舗の従業員に伝え、ハイヒールの高さは最高3インチではなく2.5インチ(約6.3センチ)以下だと強調している。
歩き回る仕事でハイヒール着用を義務付けられるとは、こけたり滑ったり事故の原因になり兼ねない。レストラン側がニコラさんの投稿により、女性従業員のドレスコードについて、再検討してくれることを願いたい。
参照元:Facebook @Nicola Gavins、METRO(英語)
執筆:Nekolas