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もし、同僚が勤務中にスマホをいじっていたら、あなたはどう思うだろうか? 「そんなのNGだ!」という人もいれば、「仕事に支障をきたさない程度なら」と許しちゃう人もいるだろう。

しかし、こんなことが起きたら、誰だって「バカヤロウ!!」と叫びたくなるに違いない。中国のレストランで従業員が勤務中にスマホをいじっていたら、厨房が爆発した。

・レストランで起きた悲劇

事故が起きたのは、江西省だ。一部始終が収められた動画「Waitress kicked over LPG tank & caused explosion in a restaurant kitchen in SE China」には、レストランの厨房の様子が映し出されている。

入口から一人の従業員が入って来たぞ! 彼女は手元のスマホに夢中、いわゆる “歩きスマホ” のまま、厨房の奥へと進んだのだ。すると……つまずいたーッ! つまずいたものが悪かった。プロパンガスのタンクにつまずいたのだ。その後の展開は以下の通り。

歩きスマホ → プロパンガスのタンクにつまずく → タンクが倒れて机の角にぶつかる → バルブがブチ壊れる → 火気満タンの厨房でガス噴出 → 爆発

単なるドジっ子事案では済まされないだろう。さらに運が悪いことに、タンクが机の角にぶつかっただけで、バルブも壊れてしまうなんて……。

・中国メディア「教訓は深刻」

当たり前のことだが、「ガスタンクを通路に置かない」「定期的な容器・バルブの検査」、そして、そもそも火気があるような危険な場所で、歩きスマホさえしなければ、事故は防げたに違いない。中国メディアも「この教訓は深刻と言わざるをえない」と、悲痛なコメントをしている。

なお、この事故により、女性従業員と厨房にいた調理師が火傷を負ったという。店の損失は十数万元、つまり日本円で200万円近くににのぼるとのことだ。歩きスマホの代償は大きかった。

参照元:中国網(中国語)、YouTube
執筆:沢井メグ