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突然だが、みなさんは霊の存在を信じているだろうか? 私(中澤)はまったく信じていない。オバケなんてな~いさ♪ オバケなんてう~そさ♪ と生きてきて34年、何の問題も発生していない。やっぱり霊なんていないのだろうと思う今日この頃だ。

しかし、34年の中で1度だけ不思議な体験をしたことがある。結局あれはなんだったのか? 夢か、それともあれが霊体験なのか……。気になった私は、人生で初めて霊能者に相談してみた。すると、その霊能者は衝撃の事実を告げてきたのである

・高校生の時の話

その不思議な体験をしたのは、高校1年~3年の間。当時、両親が共働きで友達もほぼいなかった私は、学校が終わると家で1人でぼーっと過ごすことが多かった。

ある日のこと、私は家の中で電気もつけずにスーパーファミコンをしていた。テレビは1階の居間にあり、人が出入りできるくらい大きな窓辺にもたれてゲームをするのが毎日の日課となっていた。ふと気配を感じて窓の外を見た時、事件は起きた

・戦慄

そこには、165cmの私の体より大きな犬がいた。首輪はしておらず、感情のない目でこちらを観察している。その時の目は今でも強烈に記憶に残っている。これ完全に野生や! でも、こんな宮崎駿の『もののけ姫』に出てきそうなサイズの犬見たことない!! そもそも犬なのかどうかもわからない……。
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私が知ってるシベリアンハスキーやゴールデンレトリバーなどの大型犬とも明らかに違う。一つだけ言えることは、コイツが体当たりでもしようものなら窓なんか簡単に破られてしまうということだ。コイツを家に入れてはいけない……なぜか、そう強く思った私は、父がゴルフで使用しているドライバーを探しにいった。

・何度も現れる犬

ドライバーを持って帰ってくると、その犬の姿は消えていた。そして、そういったことが1年で4回ほど起こった。そのうち2回は明らかに違う種類の犬だったことを覚えている。家に入ろうとする私の後ろに佇んでいたり、死角から現れたり。1度だけ犬が逃げるのを見たことがあるが、体に似合わない軽やかさで1.5mほどの塀を飛ぶように渡っていた。
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・夢か?

不思議なのは、犬は決まって私1人の時に現れたことである。あれはひょっとして夢だったのか? いや、そんなはずはない。もう現実と夢の区別がつく高校生の頃の出来事だ。しかし、田舎とはいえ普通に住宅地の町である。あんな犬がいたら知られているはず……というかいくらなんでもデカすぎだろ。
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・霊能者に相談だ

ちなみにその犬は高3以降現れたことはない。あの犬はなんだったのか。これが霊か? 霊なのか!? 正体を知るためには、これまで踏み込まなかったアプローチ……すなわち霊能者に頼るしかない

だがしかし。私には霊能者の知り合いもいないし、霊能業界にも疎い。誰に相談していいかわからない。そこでグーグル先生に聞いてみた。すると、先生は、とある霊能者相談サイトを教えてくれた。なんでも、ネットにいる霊能者の中でも霊感占いの的中率は抜群なのだとか。グーグル先生が言うなら間違いねえ!
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・人見知りでも安心のシステム

さっそくそのサイトに無料会員登録し電話をかけてみると、自動音声で自分の求める霊能者につなげてくれるという。これなら人見知りの私でも安心だ! 音声の通りに「すぐに鑑定できる霊能力者」に進むと、霊能者が自分で録音した自己紹介の音声が流れ出す。気にいらなければ次の自己紹介に進んで、気に入った人を選ぶという感じ。
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自己紹介は大体、値段 → 得意な相談の分野 → 能力という順で進む。霊能者さんたちは三角関係などの「恋愛相談」を得意とする人がほとんどだった。需要が高いのだろうか? だが、今回は恋愛ではないためスルー。結局、10人くらいの自己紹介を聞いて、得意技が霊視の「心霊現象などを霊的な観点から解決する」という霊能者さんを選択した。

・まさかの待ち受け状態

自分の順番が来るまで、「現在、魂を飛ばし瞑想(めいそう)状態に入っております」という音声を聞きながら待つ。完全にテレアポに電話した時の「現在電話が混みあっております」のノリだ。なんだか、客を逃さないために必死なようにも感じられるが、ガチで魂を飛ばして瞑想していると信じよう。電話が繋がった時には話さずとも霊視ですべてを察しているかもしれない
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・ついに繋がる電話

そうこうしているうちに電話が繋がった。聞こえる声のトーンから判断するに、おそらく30代後半から40代後半くらいの男性である。穏やかに彼が話し始める。「今日はどういったご相談ですか?」と。普通に聞いてきたァァァアアア

・霊視開始

とにかく、相談開始。体験をひと通り話し、犬の正体を知りたい旨を伝えると、「それでは霊視してみますね」と彼は沈黙した。瞑想しているのだろうか。呪文とか唱えることを期待していたため、若干肩透かしをくらった気分になっていると、「見えました」と彼の声。早っ! そこで彼の口から告げられた驚くべき事実を以下に箇条書きにしたい。

・今現在、悪い霊は見えない
・また、さかのぼって高校生の頃を見ても、獣や悪い霊は見えない
・そのため、現実に獣がいたという可能性はない
獣はあなたの妄想の産物です
・単純なことでも複雑に考えてしまいがちな性格で、普通のことを一方的にマイナスにとらえてしまうことが多い
・対人関係が苦手だが、本来的に1人は好きじゃない
・対人関係への苦手意識やもろもろの当時の状況がそういった形(獣)になって現れた
・逆に言えば、それは自分の人生の中で克服すべき課題

・まさかの幻覚

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自分の知らない犬の可能性があるとは思っていたが、まさか幻覚と言いきられてしまうとは……。また彼は「思春期は不安定な時期でそういった幻覚を見ることも多い」と “友達の精神科の先生” が言っていたことも教えてくれた。

──霊も幻覚も見ている本人にとってはただの “現実” である。それがどういった結末を迎えようと「コレだ」と特定されるとスッキリするものだ。もし、気になることがある人は、うさんくさがらずに霊能者に相談するとスッキリするかもしれないぞ。なお、私が相談した彼は11分の電話で約5000円だった。これ、テレク……おっと誰か来たようだ。それでは。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼霊も幻覚も見ている本人にとってはただの “現実” である
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