2020年開催の東京オリンピックのエンブレム問題が、ついに収束を迎えた。2015年に佐野研二郎氏が考案したエンブレムが白紙撤回され、2016年4月上旬に改めて選出された最終4作品が公表した。そして4月25日、大会組織委員会は4つのうちのひとつ、市松模様のA案(組市松紋)が決定したことを発表した。
ネット上では、この決定を歓迎する意見が挙がる一方で、他の候補が良かったとの声も挙がっている。
・冒頭にお詫び
組織委員会は同日15時より発表会を開き、A案に決定したことを正式に発表した。そのなかで森喜朗大会組織委員会会長は、「エンブレムのことについて、ご心配ご迷惑をおかけしました」と冒頭で謝罪の言葉を述べた。これは昨年の白紙撤回のことをお詫びしたものである。
・森会長は安堵した様子
発表会に先だって開かれたエンブレム委員会の投票結果を、理事会は満場一致で承認したと説明した。森会長はようやく肩の荷が下りたといった表情で誇らしげに挨拶を行った。
・A案に決定
宮田亮平エンブレム委員長は選考の透明性を強調し、「(意見募集を行い)多くの人に参画して頂いた」と繰り返し述べた。そして委員のひとり、王貞治さんと共にA案を発表。この結果についてネット上では様々な意見が投稿されている。
・ネットの声
「結局、これになったんだー」
「そもそもエンブレムって何に使うの?」
「A案好きだからいいと思う」
「パッとしないやん」
「微妙ではないか?」
「地味なヤツや」
「なんでやねん…」
「決まって良かった」
「シックで良いね」
デザインについてはさまざま意見があるのではないだろうか。しかし、いろいろあったがこれでようやく、東京オリンピックが前に進んでいくような気がする。まあ、良かったんじゃないかなあ……。この決定について、佐野研二郎氏はどう思っているのか、気になるところだ。