今や東京有数の観光地として知られる築地市場。言わずと知れた日本最大級の魚市場で、ウマいものを求めて連日多くの人が押し寄せている。そのお目当ては寿司を筆頭とする海産物なのだろうが、築地には海鮮以外にもたくさんのウマいものがあるのだ。
その中のひとつが今回ご紹介する鶏肉専門店「鳥めし 鳥藤(とりとう)」で、親子丼や鳥丼はマジで絶品! 中でも『シンガポールチキンライス』は、ぐうの音も出ない程の至高の一品である。
・元々は鶏肉の卸専門店
築地場内市場に店を構える、鶏肉専門店の鳥藤。創業百年にわたり鶏肉一筋の同店は、自然に恵まれた山陰の鳥取県・大山で育ち、厳選された専用の特殊飼料を使用した大山鶏を使用しているという。
その大山鶏を毎朝解体し、新鮮なまま調理して提供しているのが「鳥めし 鳥藤」で、特に親子丼は「築地で親子丼といえば鳥藤」といわれるほど有名だ。だが、筆者がその親子丼より猛烈プッシュしたいのが、アジア料理『シンガポールチキンライス』である。
・築地でアジアめし
“海南鶏飯” とも呼ばれるシンガポールチキンライスは、鶏のスープで炊いた白米と鶏肉が盛り付けられた東南アジア地域ではポピュラーな料理のこと。多少の違いはあるかもしれないが、タイ料理の「カオマンガイ」と同じ食べ物だと思っていいだろう。
それはさておき、至高のシンガポールチキンライスを求めて鳥藤に足を運んだ筆者。平日の9時頃であったが行列はなく、すぐに入店することが出来た。長居する客が多くなく、回転率がいいのも築地メシの特徴だ。
・食べなくても見た目だけでウマい
シンガポールチキンライスを注文すると、5分ほどで料理が到着。もうこの時点で薄ピンク色の鶏肉がプリップリじゃないですか! こんなの食べなくてもウマいってわかるわ!! ……と、一しきりテンションが上がったところでバクっと口に運ぶと……。
フゥゥワァァァアアーーー。これはウマい! まず「奥さん、こんなプリプリな鶏肉ありました?」というくらい肉の弾力が最高!! やわらかいのに歯応えはあり、さらには旨味もギュッと詰まった、いいとこ取り三冠王のチキンである!
・至高の一品
一粒一粒に鶏の旨味が凝縮したライスは、サラサラ食感も味もマジ最高。決してくどくなく、最後まで飽きることがない。築地にこんなにもウマいアジアめしがあったとは……! これはマジでサカナ食ってる場合じゃNEEEEEEEEEEEEEEEEッ!!
なお、親子丼とカレーが同時に食べられる「親子カレー」も抜群のウマさだったことも記述しておこう。築地に行くとどうしても海鮮系が食べたくなる気持ちもわかるが、鳥藤も確実に足を運ぶ価値がある店だ。特にアジア料理好きな人は覚えておくように!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 鳥めし 鳥藤 場内店
住所 東京都中央区築地5-2-1 築地市場8号館
時間 06:00~14:00
休日 日曜・祝日・不定休(築地市場に準ずる)
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼築地場内の鳥藤。なお、場外店もあるぞ。
▼ズラリと鶏料理が並ぶが……
▼オススメは「シンガポールチキンライス」だ!
▼食べなくてもウマいってわかりますわ。
▼肉はプリプリ、米はサラサラ。はい、至高。
▼スープもウマいんだよなぁ。
▼親子カレーもウマかったぞ。
▼たまらん! 築地でサカナ食ってる場合じゃねーぞ!!