タダよりも怖いものはない。これは世の中における鉄則中の鉄則だ。タダで何か提供されるその裏にあるのは下心。もし食いつこうものならお金を騙し取られることも珍しくなく、現に今も世界のどこかで誰かが泣いている。
だからこそ、インターネット上でいきなり表示された「無料でプレゼントします!」なんて言葉は、まず信用してはいけないのだが、現在Chromeユーザー調査を偽った「2016年年次訪問者調査」が横行しているようだ。もし表示されたらソッ閉じ推奨。絶対に引っかかってはダメである。
・Googleを装った詐欺
私(筆者)のPCに見慣れない表示があったのは、2016年3月25日。いつものようにPCを立ち上げ、ニュースをチェックしていた時のことだ。いきなりサイトが飛び、「本日のラッキーな訪問者はあなたです」と表示された。一見、Googleのリサーチのようにも見える内容だが……
もちろん、これはフィッシング詐欺。すぐさま検索をかけてみたところ、どうやら1年ほど前にも流行った詐欺のようで、中にはクレジットカード情報を入力し、泣く目にあった人も多いようだ。
・たどり着くのはクレカ情報
その手口は、まず無料プレゼントをエサにして誘導し、アンケートに答えさせることから始まる。私の場合、プレゼントされる商品が「HD Streaming Movies」であったが、他には「i Pad」、「i Phone」などもある様子。もしホイホイ釣られて入力すると……
サインアップを求められるページやアップル製品が安く購入できるページへと飛ばされるようだ。そしてさらに進むと、最終的にはクレジットカードの情報を入力させる画面に飛ぶ。そこで入力しようものなら……あとはおわかりだろう。
・これからの時期は要注意
ましてやこれからは、新学期を迎える学生をはじめ、新しく会社に入社する人もいる大切な時期。そこでPCを使うことになる人も少なくないと思われるので、十分注意していただきたい。
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼「チャンス」の時点ですでに怪しい