「●●恐怖症」という言葉があるが、そこまではいかなくても、誰にでも苦手なことや恐れていることがあるはずだ。
そして、殴られることに恐怖感を抱いているという男性が自身の恐怖症を乗り越えるため、プロボクサーのパンチを食らってしまう動画「The Punch」が、いさぎよくカッコイイので紹介したい。一度も殴り合いのケンカをしたことがないという彼が、プロボクサーのパンチを浴びたらどうなってしまうのだろうか!?
・殴られることに恐怖心を抱えている男性
ベルギービール「グーデン・ドラーク」が行った、‟自分が抱える恐怖症を乗り越えよう!” との広告キャンペーンの一環で、プロボクサーのパンチを浴びたのはアメリカ人のネイト・ノットさんだ。
データ分析家として会社に勤務する彼は、スポーツマンタイプではなく、ケンカをしたこともなければ殴られたこともないのだとか。映画のケンカシーンやボクシングの試合などで殴り合いを見る度に、「パンチを受けたらどうなるだろう……!?」という思いがよぎっていたという。
そこで、自分が抱える ‟未知の世界に対する恐怖心” に対面するため、ボクシングジムへ足を運んだのである!
・フツーの男がプロボクサーのパンチを食らったらこうなった!
そして、ネイトさんのパンチ恐怖症を克服するお手伝いをしたのは、ミドル級のプロボクサーであるラッセル・ラモア選手だ。ボクシングのトレーニングもせず、いきなりグローブを付けてプロボクサーと勝負しようなどとは、かなり無謀である。
リングに上がる前のネイトさんは、「全身にアドレナリンが駆け巡り、鼓動が激しくなるのを抑えられない」と緊張の面持ちで語っている。大きく深呼吸をして、ついにラモア選手とマッチがスタート。いきなり立て続けに右腹と右頬に1発ずつフックを食らい、次に浴びた顔面へのパンチで床に倒れてノックアウトされてしまった!!
・恐怖心を克服できて最高の気分!!
ものの30秒で勝負がついてしまったネイトさんだが、試合後にグーデン・ドラークを1杯やりながら、
「最後に食らったパンチは痛かったよ。方向感覚がなくなって、倒れないよう踏ん張っていたことだけ覚えている。だけど、自分の恐怖心を克服できて最高の気分だ! 怖がることなんて何もないんだよ」
と、今回の経験についてコメントしている。
かなりの荒治療ではあるが、絆創膏を一気にはがすように、勢いをつけて済ませてしまった方が効果的な場合もあるだろう。自分が恐れていたことを乗り越えて、きっとビールの味も格別だったのではないだろうか。
▼パンチ恐怖症の男がプロボクサーに殴られたらこうなった!