もしかしたら無敵かもしれない。いきなり成長が開花してしまい、自分でも戸惑うほどの爆発的成長スピードで「最強」と呼べるレベルにまで達してしまったようだ。誰にも負ける気がしない……どころか、強くなりすぎてしまった自分に怖ささえ感じている。

何の話かというと……ガチンコファイト。『拳闘士ガチンコファイト』のことだ。とうとう相手を一撃必殺できるパンチを神スピードで放てるようになったぞ。まさにボクシング5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー状態。生ける伝説になりつつあるっ!

・拳闘士ガチンコファイト

『拳闘士ガチンコファイト』とは、平成元年生まれの大ヒット “ボクシングトイ” のこと。当時はチューブでつながれたグローブを装着してパンチをするとフィギュアが連動してパンチを打つ仕組みだったが、数年前に進化系「グローブ不要」バージョンが発売されたのである。

進化系には台座にセンサーがついており、センサー前でパンチをすると、フィギュアも連動してパンチを放つ仕組み。んで、見事パンチが相手の顔にヒットしたら、ボクサーフィギュアが台座から外れて倒れるのだ。すなわち、ノックアウト勝利ということになる。

しかも2Pモード(2人で対戦)はもちろん、1Pモード(CPU対戦)もできるので、ストレス発散にいいかもってことで購入。ちなみにアマゾンで1988円、意外と安かったぞ。というわけで、さっそく職場で組み立てて……


オラオラオラオラオラオラーッッ!


・強くなりすぎてしまった

てな感じで、毎朝、仕事前に職場でストレス発散。けっこういい運動にもなるなァ~なんて思っていたのだが、冒頭で述べたとおり、どうやら強くなりすぎてしまったらしい。連戦連勝、向かうところ敵なし。もはや「路上の伝説」ならぬ「会議室の伝説」と名乗っていいレベル。

コツとしては、センサーの反応するエリアを体でしっかり覚えること。パンチが届く・届かないは勝敗に直結する重要な要素の1つだからだ。

逆に初心者がやってしまいがちなミスが「無駄なパンチを連打して体力を消耗してしまう」ことである。棒立ちになったら簡単に殺られるぞ。攻撃は最大の防御だからな。

・強すぎるがゆえの悩み

──とまあ、なぜそこまで熱心にアドバイスまでしているのかというと、実はそろそろ誰かに倒されたいと思っている。これも強すぎるがゆえの悩みなのかもしれない……。

実はそう遠くない未来にプロ格闘家との対戦も決まっている。同じく我こそはという強者がいたら、ぜひチャンピオンの座をかけて対戦しようではないか!

参考リンク:タカラトミー「拳闘士ガチンコファイト」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.