富士山が日本で一番高い山であるように、日本にはさまざまな「日本一」が存在する。一番と聞くと実際に足を運びたくなるのが人の性(さが)だが、皆さんは「日本一長い足湯」はどこにあるのかご存知だろうか。
温泉地ということを思い浮かべるため、熱海や草津、別府などの名前を挙げる人も多いハズ。だが、違う違うそうじゃない。正解は長崎県。平成22年2月2日、雲仙市にある小浜温泉にオープンした「ほっとふっと105」がそうだ。
・なぜ105メートルなのか
名称にもある通り、その足湯の長さは105メートルもある。そこで気になるのは、なぜ100メートルではなく、中途半端に105メートルなのかということ。キリよく100メートルでいいのでは……とも思うが、それには理由があった。
なぜなら源泉の温度が105℃。小浜温泉では、地表近くまで100℃以上の熱源が存在し、温泉水に塩化ナトリウムが溶けこんだり、岩盤の重みで圧力が加わったりすると、沸騰する温度が100℃よりも高くなるそうだ。それにちなんで作られたという。
・四方八方が絶景
そして実際に「ほっとふっと105」で足湯を体験してみたのだが、マジのマジで最高だった。というのも、広々と足湯ができるだけではなく、海沿いにあるため、目の前には大海原。また、山も見えるので、大自然の恵みの中でのんびりくつろぐことができたのだ。
青い空に青い海、それに加えて緑にも囲まれて足湯をすることがどれほど幸せなことか。心の底から「極楽」という言葉が出てくるようなロケーションは、全国探してもそう簡単に見つからないだろう。
・ペットの足湯もあり
また、お湯も最高なだけでなく、この足湯は「ペット足湯」も完備。ペットも一緒に楽しむことができ、家族全員でゆるりと時間を過ごせるよう作られているのも印象的だった。
なお、訪れた日は平日の昼間にもかかわらず、老若男女、さらには外国人観光客と多くの人が「ほっとふっと105」で至福のひと時を過ごしていた。もし長崎県に行く機会があれば、猛烈にオススメ。ぜひとも寄って欲しいスポットだ。
・今回ご紹介したスポットの詳細データ
名称 ほっとふっと105
所在地 長崎県雲仙市小浜町北本町905−68
営業時間 10:00〜19:00(4〜10月)/ 10:00〜18:00(11〜3月)
休日 源泉清掃で終日休業があるため要確認
参考リンク:小浜温泉観光協会
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼全長105メートル!
▼湯気も美しい
▼気持ちいい! 超気持ちいい!!
▼ウォーキングできる足湯もある
▼夕日を見ながら足湯もオススメだ
▼平日にもかかわらず多くの人が訪れていた
▼季節によって営業時間が異なるので注意