2016年3月14日、まるか食品から発売開始となったペヨングソースやきそば。バッタものっぽい怪しさはあるものの、紛れもなくペヤングと同じ正規商品である。味もペヤングとさほど変わらないことは以前の記事でお伝えしたが、どうも気になることがある。
それは、筆者と同じくペヤングとペヨングの食べ比べをした人の感想を見ると、「ペヤングは濃厚 → ペヨングはあっさり → ペヤングの方が断然ウマい」という意見がチラホラあるというもの……マジで? 確かに違いはあったがそこまでの差があるか? プロペヤンガーとして放っておけない……。
・味の差はあるけども……
まずあらかじめ断わっておくと、ペヤングとペヨングに味の差はある。よりマイルドなのがペヤング、マイルドさにやや欠けるのがペヨングだ。だがハッキリ言って「全然違う」というほどの差があるとは思えない。双子でいうところの、マナカナレベルの差はあっても、おすぎとピーコほどの差はないハズだ。
そこで筆者は仮説を立てた。簡潔にいうと、ペヨングはペヤングの廉価版商品である。もちろん価格もペヤングの方が高い。しかもペヨングのパチモノっぽさも加わり、「ペヤングの方がウマいという先入観があるんじゃないの?」と……。
それを証明するために、今回は「ペヤングとペヨング、本当にウマいのはどっちだ?」というウソ企画を用意。ペヤングとペヨング……と見せかけて、2つのペヨングを編集部の合計7名に食べ比べてもらうことにした。なお、ペヨングの かやくには肉が入っていないので、かやくだけはペヤングのものを用意したぞ。
・味の差はあるけども……
トップバッターはYoshio記者。ペヤングと見せかけたペヨングを食べると「やっぱペヤングはウマいね! いつものだね!!」とご満悦の表情。さらには「食べ比べるとわかるわ。ペヨングの方が水っぽい感じがするね」と評論家気取りのコメントをぶっこいていた……両方ペヨングなのに!
続いて中澤記者。「やっぱりペヤングの方がウマいですね。ペヨングと比べるとペヤングの方が味に深みがあるんですよ」とのことである……両方ペヨングなのに!! さらに佐藤記者はキリッとクールな表情で「違うのは違うな」とのことである……両方ペヨングなのにィィィイイイイッ!!
その他の記者も、「ほとんど変わらないですね」と前置きしつつも酸味や香りに多少の違いを感じたようだ。ただし、唯一GO羽鳥だけが「もう1回いい? もう1回だけいい?」と何度もテイスティングした結果、「変わらないね」と正解を導き出していたことは記述しておこう。
・先入観がかなりあるハズ
結論として、「ペヨングよりペヤングの方がウマいと感じるのは、先入観がだいぶある」ということになった。ペヤングとペヨングの味の違いは確かにある。あるけども……! ペヤングの方が断然ウマいってほどではないと思うんだよなぁ。
参考リンク:まるか食品
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼ウハハハハー! ペヨングを2つ用意したぞ!!
▼ペヨングの かやくには肉が入っていないので、ペヤングのものを用意。
▼ウヒョヒョヒョヒョーーー。
▼ペヤングとペヨング……と見せかけて、両方ペヨングだ。
▼7名でジャッジ!
▼惜しいラインまで来ていたメグ記者「しいて言うと、酸味が違う……かな?」
▼篠宮記者も惜しい「言われなければわからないですけど、ペヤングの方がおいしいかな?」
▼和才記者もかなり惜しかった「ほぼ変わらないですけど……食べたところのソースの濃さかな?」
▼ズバリ正解のGO羽鳥。何度もテイスティングした結果「変わらないね」とのこと。
▼悩みつつも「違いはあるな」と佐藤記者。ただし佐藤記者の場合、カップ焼きそばのジャッジ自体がかなり不安だ。
▼中澤記者は「ペヨングと比べるとペヤングの方が味に深みがあるんですよ」とのこと。不正解!
▼一番ヤバかったYoshio記者。「ペヨングの方が水っぽい感じがするね!」 大不正解である。
▼正解は両方ペヨングでしたーーーーー! ヒャッヒャッヒャ!!
▼確かに違いはあるが、先入観を捨てて食べてみてほしい。