昨年あたりから「海外発祥のファストフード店」が立て続けに日本上陸を果たしている。記憶に新しいところでは「タコベル」「シェイクシャック」「グズマン・イー・ゴメス」などがあるが、2016年3月……大手ハンバーガーショップチェーン店『カールス・ジュニア』が東京は秋葉原にオープンした。
アメリカ国内では、サブウェイ・マクドナルド・バーガーキング・ウェンディーズに次ぐ店舗数を構えているから、まさに “最後の大物” と呼ぶのにふさわしいだろう。今回はオープン初日に合計4時間並んでハンバーガー7種類を食べて来たので、その様子をご報告したい。
・実は日本再上陸
まずは『カールス・ジュニア』についてざっと説明しよう。1941年にフロリダで設立されたカールス・ジュニアは、バーガーの大きさが最大の特徴。記者も過去にアメリカで1度食べたことがあるが、「重ッ!」と感じるほどボリューミーで「さすがアメリカだなぁ」と思ったものだ。
それはさておき、先述したようにアメリカ国内では5番手の店舗数を誇るカールス・ジュニアだが、実は1980年代には大阪にも進出しており、最大で6店舗を構えていた。つまり日本への出店は初めてではなく再上陸ということになる。
・合計4時間並んだ
2016年3月4日、再上陸したカールス・ジュニア1号店がオープンしたのは、東京の秋葉原。筆者はオープン3時間前の朝8時には到着したのだが、すでに70人ほどの行列が……ってマジかよ! 後で知ったことだが、なんと先着50名に「1年分のバーガー無料クーポンブック」をプレゼントしていたのだ……完全敗北である。
気を取り直し、肌寒い上に花粉が舞い散る中、ひたすらオープンまで並ぶ。途中、コーヒーを差し入れてくれたり、公式キャラの「スターくん」が横切っていったりしたが……果てしねえ。結局、オープンまで3時間、オープン後も1時間ほど並び続け、合計4時間でハンバーガーにありついた。
・価格設定は高め、というか高い
今回は、バーガーキングでいうところの「ワッパー」にあたる「シックバーガー」を中心に、オリジナル・マッシュルーム・ワカモレ・ハワイアンテリヤキ・ウェスタンベーコンチーズ・レタスラップ・バーベキューチキンの計7種類をオーダー。パテは1 / 2ポンドと1 / 3ポンドが選べるが、全て大きい1 /2サイズとした。
あらかじめ言っておきたいのは、シックバーガーは単品でも1050円~1220円とそれなりに値段が張るということ。セットの場合はさらに350円がプラスされるから、ハンバーガーチェーン店の中では、かなり高額な部類に入るといっていいだろう。
・ウマいことは間違いないが
やがて運ばれてきたバーガーはどれもデカい! うむ、アメリカンサイズである!! 気になるお味だが、パテが肉々しくマッシュルームやワカモレなどのトッピングももちろんウマい。ウマいのだが……正直「バーガーキングと同じくらいかな?」という気もした。
秋葉原は観光地なので価格を高めに設定しているのかもしれないが、サイズの大きさを考慮しても、味と価格のバランスを考えると「出店すればどこでも大繁盛」というのは難しいだろう。もちろん、本場の味を堪能できることは間違いないから、機会があればぜひ足を運んでほしい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 カールス・ジュニア
住所 東京都千代田区外神田4-4-3
時間 08:00~21:00
休日 不定休
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼オープン初日のカールス・ジュニアに合計4時間並んだ。
▼途中、コーヒーを差し入れてくれた。
▼値段は高め。
▼オリジナルシックバーガー。パテのサイズ1 / 2(大きい方)で単品1050円。
▼ウエスタンベーコンシックバーガー。単品で1170円。
▼ハワイアンテリヤキシックバーガー。単品で1160円。
▼レタスラップシックバーガー。単品で1070円。バンズの代わりにレタスが使用されている。
▼ワカモレベーコンシックバーガー。単品で1220円。パクチーの効いたワカモレがウマい。オススメ。
▼マッシュルームシックバーガー。単品で1190円。こちらもマッシュルームの香りが強くてウマい。オススメ。
▼チキンクラブサンド。こちらは「シックバーガー」ではない。単品で640円。
▼チーズフライ(小)は330円。しょっぱかった。
▼フォンダンショコラは350円。中身はトロッとチョコレート。
▼こんなニット帽ももらいました。