2016-02-24 16.47.24

もはや、ちょっとしたデジカメくらいでは、追い抜いつけないほど高画質になったスマホのカメラ。パッと取ってサッとSNSに写真をアップ出来てしまうのもメリットのひとつだが、スマホから写真が出てきたら、もっと便利かも……。

そんな夢のような話がついに現実のものとなった。なんと、写真プリンター内蔵のスマホケースが発売されたのだ。以下、動画と共にご紹介しよう。

・名前は「Prynt(プリント)」

フランスで開発されたその製品の名前は「Prynt」という。実はこのPrynt、2015年に資金調達サイト・キックスターター(KICKSTARTER)でリリースされ、大変な人気を博した後、2016年にやっと一般市場でも販売されるに至った製品なのだ。

・写真は名刺よりも若干小さいサイズ

前述の通り、写真プリンターを内蔵したこのスマホケースから出力される写真の大きさは、縦5センチの横7.6センチ。一般的な名刺よりも若干小さいくらいのサイズといったところ。なお、対応機種はiPhoneとGalaxyだという。

・必要十分な性能

ここで心配になるのが、インク漏れやバッテリー切れだが、その心配はご無用。専用のカラー感熱紙を使用するためにインクは不要で、ケースにはバッテリーも内蔵されているとのこと。

その他、専用のプリント用紙は最大10枚まで内蔵可能で、90分の充電で20枚までプリントが出来るという。気に入った写真だけを印刷するには必要十分な容量と言えよう。

・大きさも許容範囲

動画では、スマホに装着したケースの上部から実際に写真が出力される様子を見ることが出来る。パッと見たところケース本体はゴツめの印象だが、プリンタや用紙、そしてバッテリーまで内蔵されていることを考えれば妥当な大きさだ。

・価格も悪くない

そして気になる価格だが、公式オンラインショップで約1万7000円(149ドル)となっている。なお、同サイトは2016年2月25現在、日本への発送は対応していないようだ。どうしても欲しい方は、その他のショッピングサイトからの購入が必要となるだろう。

スマホでたくさんの写真を撮っても、データでの受け渡しが当たり前となっている今。このPryntのような製品を使って、もう一度写真の楽しみ方を見直す時期が来たのかもしれない。

参照元:YouTube、Prynt(英語)
執筆:K.ナガハシ

▼写真プリントが可能なスマホケース「Prynt」の解説動画がこちら。