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二度見とは、一度軽く目視したのち、少しの間をおいて再度見ることである。その対象は驚き、美しさなどさまざまだが、先日行われたテニスの試合で「思わず二度見してしまうほどスゴい背面ボレー」が炸裂したのでお伝えしよう。

その舞台は、2016年2月8日から14日にかけてイタリアで行われた男子テニスツアーの下部大会「ベルガモ・チャレンジャー」。男子シングルスのダスティン・ブラウン(ドイツ)vs アルディン・セットキック(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の試合でのことだ。

・レゲエダンサーのような風貌の選手

規格外のプレーをしたのは、ジャマイカ人の父とドイツ人の母を持つダスティン・ブラウン。ドレッドヘア、タトゥーなど外見の派手さに加え、超攻撃的なテニスをすることで有名な選手だ。

どう見てもレゲエダンサーにしか見えない彼だが、それはさておき一体どんなプレーをしたのか。さっそく、動画「Dustin Brown Behind The Back Hot Shot Bergamo Challenger 2016」を確認してみると、人間業とは思えない姿がそこにあった。

・起死回生の背面ボレー

映像はダスティン・ブラウンのサーブから始まる。返球をドロップショットで攻めるも、追いつかれてピンチを迎えるダスティン・ブラウン。そして相手に逆を突かれて万事休す……そう思ってしまうシーンが映し出されるが、次の瞬間に目を疑うプレーが飛び出した。

なんと逆を突かれたはずのダスティン・ブラウンの腕が背後から出てきたかと思えば、華麗な背面ボレーが炸裂! 絶体絶命のピンチから見事に得点を奪ってみせたのである。なんという執念。なんという反射神経だろうか。

・変幻自在の選手だからこその一発か

もしかしたら手を出したら偶然当たったのかもしれないが、思い返せばダスティン・ブラウンはウィンブルドンで決めた絶対に返せないリターンをはじめ、変幻自在のテニスプレイヤーでもある。きっと持ち前の反射神経で返したに違いない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし