2016-01-28 12.32.18 (1)
発達した技術のおかげで、続々と驚きの製品が生み出される現代。その中でも、空を飛ぶ「ホバーボード」が開発されたり、自動飛行しながら空撮してくれる「自動空撮用ドローン 」が発売されたりと、近年は “宙に浮く” 製品が話題だ。

そんな中、次に宙に浮くのはなんと「盆栽」である。その製品の名は「エア盆栽(Air Boansai)」。なんでも浮かべればいいってもんじゃない! っと思いきや、動画でその姿を見ると、これが神秘的で最高にカッコイイのだ。

・九州の「ホシンチュ(Hoshinchu)」というチームが開発

この製品は、九州を拠点とする「ホシンチュ」という日本のチームが開発したもの。2016年1月28日現在、資金調達サイト・キックスターター(KICKSTARTER)で、目標額の5倍以上の出資額を集めて話題になっているらしい。

・宙に2センチ浮きながら回転

エア盆栽は、土台のとなる「エナジーベース(energy base)」の上で、植物を植える為の「リトルスター(little star)」という小さな容器が、磁石の力で宙に2センチ浮きながら回転するものだそう。

ちなみに作動させるためには電源が必要で、土台にACアダプターをつないで使用するとのことだ。

・上品かつ神秘的

動画では、和風の装飾が施された陶器の上で、植物の生えた球体が宙に浮かびながら静かに回転している様子が見られるのだが、冒頭でお伝えした通り、その姿が上品かつ神秘的で最高にカッコイイのである。

また、さまざまなデザインの中から土台を選べたり、植物を自分で育てられるというカスタマイズ性の高さも、大きな魅力といえそうだ。

・植物込みのキットで約5万9000円

価格はというと、植物無しのキットで約2万4000円(200ドル)、植物込みのキットは約5万9000円(500ドル)となっているほか、約118万6000円(10000ドル)で、このプロジェクトが行われているアトリエと庭園を巡るツアーに参加出来るプランもあるという。

日本の伝統文化を現代のテクノロジーをうまく融合させたこのエア盆栽、盆栽に馴染みのない若者や外国人にも受け入れられるかもしれない。気になる方は、ぜひこの機会にキックスターターで出資してみてはいかがだろうか。

参照元:YouTube、KICKSTARTER
執筆:K.ナガハシ

▼「エア盆栽(Air Bonsai)」の解説動画はこちら。