東京でも初雪が観測され、冬本番の日本列島。気温の下がるこの時期に気をつけたいのが風邪である。熱っぽいと感じたら体温を測って、熱があればすぐ病院に行く。風邪をこじらせない為にはこれがベターだということは誰もがご存知だろう。
そんな時にも役立つかもしれないのが、今回ご紹介する「スマート体温計」である。一瞬で体温を測れてしまう他、スマホのアプリとデータを連携させ、体温の傾向も一目瞭然だというのだ。
・開発したのは「ウィジングズ(Withings)」
スマート体温計を開発したのは、「ウィジングズ」というフランスの企業である。このウィジングズ、これまでもWi-Fi接続が可能な体重計や血圧計等をいち早く開発してきてた、いわば健康電子機器のパイオニア的存在なのだ。
先述の通り、そんなウィジングズが次に世に送り出す商品は体温計。さすがにこの手の製品を多く開発してきた同社だけあって、高性能で “今っぽい機能” をちゃんと押さえているぞ。
・2秒で4000回も体温を計測
その体温計の名前は「ウィジンクス サーモ(Withings Thermo)」。赤外線センサーが16個も搭載されており、2秒間こめかみに当てるだけで、な、なんと、約4000回も体温を計測するというのだ。
……え!? 2秒で4000回ってマジかよ! と思わず聞きなおしたくなるほどの回数だが、これによって精度の高い測定が可能なのだそう。
・測定結果をスマートフォンへ送信
さらに、測定結果はWi-Fi等でスマホへ送信することが可能で、アプリで家族全員の体温はもちろん、頭痛や腹痛といった体調に関する情報なども管理できるとのこと。実際にそこまでの機能を使うかどうかは別にして……なんともハイテクな体温計である。
・タッチパネルで操作
そしてデザインは、白いボディーに緑のワンポイントが効いている爽やかな色使い。文字はLEDライトの細かいドットで表示され、体温に応じて色が変わる仕様になっているそう。ちなみに操作方法も流行りのタッチパネル方式を採用しているとのことだ。
・価格は約1万1300円
この、最高に “今っぽい” スマート体温計は、2016年3月に米国で発売の予定。価格は日本円で約1万1300円(99.95ドル)となっている。
日本での発売については未発表ではあるが、日本語の公式ホームページに情報が公開されているところをみると、国内での発売も期待できそうだ。
参照元:YouTube、Withings「Withings Thermo」
執筆:K.ナガハシ
▼「ウィジンクス サーモ(Withings Thermo)」の解説動画がこちら。