「幸運の女神は、前髪しかない」と言われているように、気を抜いていたら幸運やチャンスは逃れていく。目の前を通り過ぎた “幸運の女神” に気が付いても、もう遅い。“女神” には後ろ髪がないので、慌ててつかもうとしても手遅れなのだ。

けれども今回ご紹介する男性は、ちゃーんと “女神” の前髪をつかんでいた! なんと、リサイクル施設の、大量のゴミの中から1匹の子ネコを発見・救出したというのだ!! しかも圧縮処理機に放り込まれるギリギリのタイミングだったのだとか……。

・ゴミが大量に乗ったベルトコンベアーの上に……子ネコ!

2015年12月15日、米カリフォルニア州のリサイクルセンターで1匹の子ネコが発見・救出された。スタッフであるトニー・ミランダさんが、ベルトコンベアーの上を流れるゴミの中で気になるモノがあり、取り上げてみたら……それは子ネコ! なんと、手のひらに乗るほど小さいネコだったのだ!!

ものすごい量のゴミの中に埋もれていた子ネコを発見できたのは、まさに幸運な出来事。ミランダさんも「見つけることが出来て、ものすごく嬉しい」と話している。

・子ネコ発見に他のスタッフもビックリ

しかも子ネコがいたのは、圧縮処理機に向かうベルトコンベアーの上。もしもミランダさんが気付いていなかったら、子ネコの命はなかっただろう……。

そしてセンター内の他のスタッフにも、無線経由で “ネコ発見” と知らされた。シフトリーダーのヘザー・ガルシアさんは、「無線で生きた子ネコが発見されたと聞いたとき、そのネコが見たくてワクワクしました」と語っている。

・名前は “マーフィー” に決定!

怪我もなさそうで、健康そうなこのメスの子ネコは、ガルシアさんが施設の名前にちなんで “マーフィー” と名付け、家に連れて帰るということだ。ちなみに、なぜ子ネコがリサイクル施設の最終ベルトコンベアーの上に紛れ込んでしまったかは、分かっていないという。

あー、子ネコが救出されて良かった! と嬉しくなるが、思いもよらないところで、このような重大な機会が巡ってくるもの。イザというときにとっさに動けるためにも、気を引き締めて今日を生きよう!

参照元:KCRAFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ