車の運転中に踏切を通り抜ける時、得も言われぬ不安に襲われることはないだろうか。信号に従って進んでいれば問題ないと分かっていても、急に遮断器が下りて線路上で立ち往生してしまったら……なんて想像してしまう人もいるだろう。
猛スピードで走る列車とぶつかりでもしたら、大惨事になってしまう。そんな危険極まりない踏切で、列車がトラックに激突して、真っ二つになる瞬間が動画で捉えられているので紹介したい。
・信号無視したトラックが踏切内へ侵入!
トラックと列車の衝突事故が起こったのは、チェコ共和国の町フリーデク=ミーステク。事故が起こった踏切では、列車が近づく1分8秒前から信号が赤く点滅するため、運転手や歩行者は、信号に従い踏切内に入れないことになっている。
ところが、日本のような遮断器がないため、線路内に侵入しようと思えばできてしまう状況だ。そして動画では、1台の巨大運送用トラックが、ゆっくりと線路内へ入って行くではないか!
・突っ込んで来た列車と激突して、トラックが真っ二つに!!
1台目は問題なく踏切を横断したものの、次に現れた2台目は、信号が点滅しているにもかかわらず踏切内へ侵入してしまったのだ。
すると、トラックが踏切を半分横断しかけたところで、猛スピードで突っ込んで来た列車と激突して、トラックが真っ二つに!! なんとか、トラックの運転席部分は踏切を渡り切ったものの、線路上に残されたトレーラー部分は、激突した列車が数十メートル押していった所で停止した。
・幸い重傷者や死亡者はゼロ
死亡者が出ていてもおかしくなさそうな大事故に見えるが、列車に乗っていた約80人の乗客全員に怪我はなく、トラックの運転手も軽傷で済んだそうだ。
遮断機が下りない踏切だったら、急いでいたら「大丈夫だろう」と油断して、線路内に侵入してしまうのかもしれない。この事故を機に遮断器を設置して、起こり得る事故を未然に防いでほしいものだ。
参照元:Facebook、UNILAD(英語)
執筆:Nekolas
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