2015年も残すところ、あと1カ月。は〜ああ〜、この1年で私は一体何を成し遂げただろうか……と考えると何だか気分が重くなる。もう、寝転がって、泣きながら、パンをかじっていたい気分だよ! 

はい! そんなふうにお考えのみなさんに、朗報だ!! なんと今、Facebook 上で「大みそかの夜には1人で寝転びながら、泣いて、パンを食おう」とのイベントが告知されているのだとか。ええええ、これぞまさに謎イベント。一体、どんな内容なんだよ!

・大みそかの夜は、1人きりで床に寝転んで、泣きながら、パンを食べよう!

「12月31日の夜は、1人きりで床に寝転んで、泣きながら、パンを食べよう」。そう Facebook 上で告知したのは、カナダの大学生サム・フォーランさん。な、なんて孤高で、勇敢で、雄々しい宣言なのだろう! イベント説明欄にはこう書かれている。

「僕は泣くのが好きです。パンを食べるのが好きです。1人でいるのも、床に寝転がるのも好きです。なので、大みそかの夜にはその4つを組み合わせて、ミジメな気持ちに浸りたいと思います。ティッシュと軽食の提供あり」

この素敵イベントが人類の心を揺さぶらないはずがない! ということで、なんと「俺も、私もやりたいぞーーーー!!」と何万もの参加表明が集まっているのだとか。

・冗談で始めたら……何万人も集まっちゃった!

でも本当にみんな、そんなことするのかな? そして発案者のフォーランさんも、泣きながらパンを食うの? というか、1人きりのイベントのはずだよ? なんて疑問が次々とわいてくる。そこで海外サイト The Daily Beast は、彼にイベントについて質問してみたそうだ。

フォーランさん曰く、このイベントは単なる冗談! ジョークとして適当なページを立ち上げただけなのだとか。もちろんジョークなので、ページを作っただけで、大々的な告知はせず、誰も招待しなかったという。

・イベントがどうなるかは未定

な・の・に、なぜかこのページが話題に。多くの人が参加を表明する事態になったのだった。フォーランさんは、寄せられる多くのコメントに「みんな、落ち着いて。これは1人でやるイベントなんだよ!」と返しつつも、大きな話題になりすぎたので、イベントの Facebook ページの削除も考えたそう。

しかし、今では彼とルームメイトは、「参加希望者らを集めて、12月31日の夜に本当にパーティを開く」 、あるいは、「ティッシュやパンの企業にスポンサーになってもらい、チャリティ・イベントを開催する」などの計画を考えているのだとか。

それでもまだ、フォーランさんは1人きりで床に寝転んで、泣きながら、パンを食べて大みそかの夜を過ごすのも一興だと思っているようなので、イベントがどう転ぶかは分からないみたいだ。

元来、人間は孤独なもの。こんなふうに孤独を噛み締めながら、新しい年を迎えるのも素敵かもね! さて、あなたは今年の大みそかをどう過ごす?

参照元:FacebookNew York MagazineThe Daily Beast(英語)
執筆:小千谷サチ