自分の気持ちとは裏腹に自陣ゴールへボールを入れてしまうオウンゴール。思わず見ている側まで切なくなってしまう悲しいゴールだが、先日ブラジルで行われた試合で近年まれに見る美しさのものが誕生した。
切なくなるどころか「いいもの見せてもらった!」と思わずにはいられないレベルだったそのゴールは、いかにして決まったのか。さっそく、動画「Brazilian defender Jefferson scored a sublime own goal during ABC’s 2-0 defeat to BOA」で確認してみよう!
・ブラジルの2部リーグで誕生
そのオウンゴールが生まれたのは、2015年11月25日に行われたブラジルリーグ・セリエBのボアEC vs ABCの試合。0−0のスコアレスで迎えた前半43分のことである。一体、どんな形で決まったのかというと……
・スーパーゴールではなくオウンゴール
動画はサイドからセンタリングが上がるシーンからスタート。中央に待ち構えるドフリーの選手が、ボレーでネットにズドン! おぉ、スゴいゴールだ。……と思いきや! これがまさかのオウンゴールだったのだ。
おそらく彼は、焦ってクリアしようとしたのだろう。だが、思い切り足を振り抜いてのオウンゴールは、美しい上に豪快。ゴール隅へドンピシャで決めるのは難しいため、より一層芸術性が増している。
・すべてが美しい
オウンゴールをしてしまった選手が倒れこむ哀愁まで、その一連の流れすべてが美しいこの失点。自殺点マニアの人は必見だ。ちなみに試合は、後半に得点を加えたボアECが2−0で勝利している。
▼ここまで豪快で美しいオウンゴールはそう生まれない