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ポーランドと聞いて、あなたは何を想像するだろうか? 恥ずかしながら、私(あひるねこ)はというと歴史の授業でチラッと出てきたな、とか、クラシックの作曲家が多そうだな、くらいの認識である。

そんな、あまり馴染みのない国であるポーランドの料理を食べられる、珍しいお店を発見した。日本人向けにアレンジせず、現地の味をそのまま再現しようとしているのが特徴のお店だ。見知らぬ国の見知らぬ料理。なんだかワクワクしてくるではないか。

・旅の食堂

場所は東京・野方。西武新宿線の野方駅南口からちょっとの場所にある。その名も『旅の食堂 ととら亭』。旅の食堂だなんて、RPG的な響きで素敵だ。

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お目当てのポーランド料理はディナータイム限定とのこと。店内はあまり広くはなく、落ち着いたアットホームな雰囲気だった。これは期待できそうだぞ。

・現地で取材

ととら亭が出しているポーランド料理は3品。当然 全部注文してみた。お店のホームページによると、実際に現地を旅して取材をしているようだ。今回の舞台はポーランドだが、過去にはヨーロッパ以外にも中東、南米、東南アジアなど様々な国の料理を特集している。まさに旅の食堂なのだ。

・ワルシャワ風ビゴス

おっと、最初の料理が出てきた! まず出てきたのは「ワルシャワ風ビゴス(1000円)」だ。豚肉、ベーコン、ソーセージなどをザワークラウト(キャベツの漬物)と一緒に煮込んだ料理で、ポーランド料理の超定番らしい。家に招かれたら、そこのお母さんが出してくれそうな家庭的な味だ。旅人感があってすごくいいぞ。

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・クラクフ風ピエロギ ズ バルシュタム

お次はヨーロッパ流餃子ともいえる「クラクフ風ピエロギ ズ バルシュタム(800円)」だ。まずは、どうしてもその赤いスープに目が行ってしまう。スープとは思えないような鮮やかさで、色の正体はビーツとのこと。ピエロギは、味は洋風なのだが、食感はまるで水餃子である。甘めのスープと相まって、なんとも不思議な料理だった。

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・ワルシャワ風ズラズィ

いよいよメインディッシュの「ワルシャワ風ズラズィ(2000円)」の登場だ。この料理は様々なバリエーションがあるらしいのだが、ととら亭では薄い豚肉でピクルスを巻いた皿になっていた。トロットロに煮込まれた豚肉と、ソースの組み合わせが絶妙で超ウマ~イ! ワインにも最高に合うぞ。至福や……。

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さらに注目したいのが、一緒に添えられているカーシャだ。ソバの実を炒って茹で上げた料理で、ポーランドはとてもよく食べられるとのこと。ソバの実で作ったライスというか、クニュッとした食感で、どうにも説明が難しい。ソバというと、ズルズルすする麺類の蕎麦のイメージしかないが、国が違うとこんなにも違う料理になるのだな。

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・気分は海外旅行

こんな情報化社会に生きていても、ポーランドについて、私が知っていることはあまりに少ない。そういった外国を食文化から知ることが出来るというのは、なかなか素晴らしいことではないか。初めて出会うような味もあり、気分はさながら海外旅行のようだったぞ。あなたも ととら亭でちょっとした旅に出ててみてはいかがだろうか?

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 旅の食堂 ととら亭
住所 東京都中野区野方5-31-7
時間 ランチ 11:30~14:00、ディナー 18:00~21:30
休日 火曜

参考リンク:旅の食堂 ととら亭
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼ポーランド料理は12月末までの予定だ
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▼ワルシャワ風ビゴス 1000円
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▼家庭的な味だった
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▼クラクフ風ピエロギ ズ バルシュタム 800円(写真は一皿を二名で分けたもの)
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▼鮮やかな赤いスープに目を引かれる
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▼色の正体はビーツだった
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▼ポーランド版餃子という感じ
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▼ワルシャワ風ズラズィ 2000円
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▼薄い豚肉でピクルスを巻いてある
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▼ソバの実を炒って茹で上げたというカーシャ
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▼ワインに最高に合うぜ!
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▼お店を訪れる際は予約しておくのがオススメだ
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