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お醤油や豆乳といえば、キッコーマン。きっとみなさんの冷蔵庫の中にも、キッコーマンの製品が1つや2つ入っているのではないだろうか? 海外でもキッコーマンのお醤油は人気だという。

この度、そんなキッコーマンが海外で話題となっている。なんと、グローバル公式サイトで「動物実験の中止」が発表されたというのだ! ということで日本の窓口に直接問い合わせてみたぞ。

・動物実験を行ってきたキッコーマン

2015年11月18日、いくつかの海外サイトが「キッコーマンが動物実験を中止!」と報じた。なんでもキッコーマンは製品の安全性のために、以前から動物実験を行ってきていたが、動物保護団体 PETA などから “実験方法が人道的ではない” と指摘が寄せられていたのだとか。

・「動物実験」を行わないよう署名運動が行われる

そして10月19日、 PETA はアクションを起こした。キッコーマンに対して「今では動物を使わない実験・研究方法が存在している。動物実験代替法に切り替える」ように求めて、オンライン署名運動を開始したのだ。

すると賛同者が10万人以上も集まり、SNS 上でも大々的にシェアされることに。“動物実験を行っていないサンジルシ(海外では、San-J として有名)のお醤油を使おう” などと呼びかけられたという。

・海外版サイトで「動物実験の中止」を発表

そんな人々の要望は、キッコーマンの元に届いたようだ。PETA によると、キッコーマンの海外版サイト “Kikkoman Global Website” にて、「動物実験を行わない」と情報がアップデートされたというのである。

実際に海外版サイトを見てみると、確かにキッコーマンは “現在では、動物実験代替法を導入しており、あらゆる製品において動物実験を行わない” と表明。例外として、安全性の説明責任が発生した場合や、動物実験が義務付けられている国などでは、動物実験を行っていくとの内容が英語で書かれているのだった。

・日本の窓口に問い合わせてみた

このように海外で話題になっているが、日本でも同じ方針なのだろうか? ということで、実際にキッコーマンのお客様窓口に電話で問い合わせてみた。

すると窓口のスタッフから、“Kikkoman Global Website” が記載している内容と同じ、また、「動物実験の中止」というわけではなく、「動物実験を実施しない」と説明しているとの回答が得られた。教えてもらった日本版公式ホームページの「動物実験」に関する該当部分を確認してみたところ、確かに “中止” ではなく “実施していません” という言葉が使われている。

とにかく、現在のキッコーマンでは、動物実験を行わない基本方針のようだ。これに対してネット上では、動物を実験台にしないで美味しくて安全なものが食べられるのは嬉しいという意見がある一方で、キッコーマンに対して疑問の声もあるもよう。

ちなみに動物実験を行わないと公言している食料会社には、リプトン、ペプシ、コカ・コーラ、伊藤園、ウェルチなどが挙げられるようだ。

参照元:PETAThe DodoKikkoman Global Website、Twitter @dodoPR Week(英語)キッコーマン(日本語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.

▼海外ではホットな話題みたいだね