生活を豊かにする為に、人は失敗と成功を繰り返しながら様々な道具を作り出してきた。今、私たちが日常的に使用しているものは、誰かの汗と涙の結晶なのである。そんな深い話はさておき……。
今回はスウェーデン在中のとある女性発明家をご紹介したい。時代と逆行した道具を発明しているのだが、そのクオリティーがある意味ヤバイと話題だ。それでは、動画と合わせてお伝えしよう。
・発明品の仕上がりが何とも言えないクオリティー
その女性発明家の名前は「シモーネ・ギエーツ(Simone Giertz)」さんだ。作ったものを見る限り、一般の人よりは若干機械いじりが得意なような気はするが、その発明品の仕上がりが何とも言えないクオリティーなのである。
・ビンタで起こす「目覚まし」
頭上の目覚まし時計が「ビビビビビー!」となると同時に、モーターに括り付けた(くくりつけた)手のようなものが回りはじめ、顔をビンタしまくるのだが、これって「手」じゃない方が作りやすそうな気が……。
寝ているところを確実に起こすという意味では決して間違ってはいない。しかし、ガムテープで固定されていて、付け根から綿もはみ出てしまっている。どう見ても耐久性は低そうだ。
・作れていない「朝食ロボット」
次にご紹介するのは、朝食ロボットである。シモーネさん自らが「ピッ」とスイッチを押すと、動き出すクレーンのような機械。シリアルの箱を倒して吸盤のようなもので持ち上げて皿に移すのだが……おいっ! ほとんど皿に入ってないぞ!!
そもそも自分でスイッチを押すところから原始的過ぎるのだが、シリアルもミルクもこぼれまくりで逆に手間が増えているような……しかし、余裕の澄まし顔なシモーネさんがなんともシュールである。
詳細は動画を見ていただければお分かりいただけると思うが、まだまだ商品化となるまでの道のりは長そうだ。しかし、人は失敗と成功を繰り返しながら成長するもの、今後の活躍に期待したい。
▼ビンタで起こす「目覚まし」
▼作れてない「朝食ロボット」