2015年もあと2カ月弱。話題作が豊富な冬アニメも6話まで進み、ちょうど折り返し地点に差し掛かっている。そんな冬アニメの中でも、スタイリッシュな作画とお洒落すぎる音楽で独特の世界観を創り上げているのが『K RETURN OF KINGS』だ。
多種多様なイケメン、イケ女が乱舞する本作は、2012年に1期、2014年に劇場版が放送され満を持して2期に突入した人気作。私(中澤)も毎週、王たちの駆け引きに胸躍らせている。そんななか、本作の原作グループ「GoRA」が11月10日に発売されたアニメ雑誌アニメージュ12月号について「読むな」とツイートし、話題になっている。
・重大なネタバレ
「GoRA」がツイートした内容をまとめると以下の通りだ。
「アニメージュ12月号の巻末『ANIMATION WORLD』にてK 2期の非常に重要なネタバレが記載されている」
「10話までのかなりの内容が不用意に記載されており、今後の展開の面白みを大きく削ぐ内容である」
「巻末掲載の記事ANIMATION WORLDは読まないでほしい」
「早売りなどで読んでしまった人には申し訳ないが、その内容を拡散などせずに内緒にしてもらいたい。」
「この件に関してはアニメージュ側に責任がある、という説明を受けており、GoRA として正式に遺憾の意を表明する」
「個人(GoRAのリーダー宮沢氏)的にかなり激しい憤りを感じている」
どうやら「巻末のコーナーで10話までのネタバレがあり、それを読んでしまうと今後の展開の面白みが無くなる」ということらしい。確かにまだ6話の時点で、10話までネタバレをされたらたまったもんじゃないぞ。
・付録が熱い
だがしかし、「読むな」と言われれば読みたくなるのが人の性(さが)。さっそく、近所の紀伊国屋でアニメージュ12月号を入手してきた。どちらかと言うと「コンプティーク」派だった私だが、今月号のアニメージュには人気アニメ『Free』の劇場版のクリアファイルと『ガールズ & パンツァー』のB2ポスターが付録で付いている。なかなか熱いやないの。
・人生相談「富野に訊け!!」が面白い
読んでいて1番面白かったのは、『機動戦士ガンダム』の原作・監督である富野由悠季氏に読者が人生相談する企画「富野に訊け!!」。今月号は14歳テニス部の女子部長が悩みを打ち明けている。中学生女子の悩みに真剣に向き合う富野氏がなんともシュールだ。
・衝撃の事実
……ハッ! ついついアニメージュに夢中になってしまった。話を戻して問題のページを見てみよう。巻末掲載の記事ANIMATION WORLDとは一体どんな内容なのか? 確認してみたところ、巻末には私の想像を絶する衝撃が待っていた。
巻末のコーナーは、1ページ9つに区切られた枠に今後の展開を記載している予告のようなページだった。そう……今期アニメほとんどの今後4話分のネタバレが書いてあったのだ。てっきり『K』だけがネタバレしてるのかと思っていた。『コンクリート・レボルティオ』も『うたわれるもの』もネタバレ読んじゃった……。
・読まない方がいい
『K』の項目に書いてある内容は、確かに重要なポイントにあたるのかもしれない。私は「そりゃそうなるわな」って思っただけだったけど、今後の展開を新鮮な気持ちで迎えたいなら、極力この項目は読まないほうがいいだろう。
ただ、ほとんどのアニメが同じように予告されているコーナーで、本作だけこんなに大事になってしまったことに若干の疑問も覚える。アニメージュ自体はとても面白かったので、これにめげずに頑張ってほしい。
参照元:Twitter @GoRAproject
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼絶対読むなよ!
▼付録が熱い
▼Goraの本件についてのツイート
まず端的に申し上げます。全国的には本日十一月十日発売の『アニメージュ』十二月号の巻末「ANIMATION WORLD」にてK二期の非常に重要なネタバレが記載されています。残念ながら読むと二期の今後の展開の面白みを大きく削ぐ内容です(レッド)
— GoRA (@GoRAproject) November 9, 2015
まず一点。今後、K二期を新鮮な気持ちでお楽しみ頂きたい方はネタバレになりますので、『アニメージュ』十二月号の巻末掲載の記事「ANIMATION WORLD」をお読みならないようご注意申し上げます。率直に言って十話までのかなりの内容が不用意に記載されています(レッド)
— GoRA (@GoRAproject) November 9, 2015
第二点。早売りなどで既にアニメージュの該当記事を読んでしまっている方もいらっしゃると思います。本当に申し訳ありません。できましたらその内容を秘して貰えませんでしょうか? ネットなどで語らないで頂けると幸いです。「K」を楽しむ方々へのご配慮、何卒よろしくお願い申し上げます(レッド)
— GoRA (@GoRAproject) November 9, 2015
また現時点で私、宮沢龍生はこの件に関してはアニメージュ側に責任がある、という説明を受けております。資料を扱う際に基本的なミス及び不手際があったようです。ですので、GoRAとして正式に遺憾の意を表明致します(レッド)
— GoRA (@GoRAproject) November 10, 2015
また宮沢個人としてはかなり激しい憤りを感じています。同時に楽しみにしてくれているファンの方への申し訳なさで泣きたいくらい哀しい気持ちになっています(レッド)
— GoRA (@GoRAproject) November 10, 2015
我々もそうですが、ゴーハンズ、キングレコード、関係各所、作り手側は見て頂ける方に喜んで頂けるよう本当に何年もかけて準備をしているのです。このような形での不手際は本当に無念で、残念で仕方ありません(レッド)
— GoRA (@GoRAproject) November 10, 2015