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観光名所、京都。この時期は紅葉に目が行きがちだが、今回は一味違う京都観光を提案したい。それは “アートアクアリウム” 。関東でも大人気、水槽にLEDライティングやマッピングなど最新技術を施して幻想的な空間を演出する水中アートの展覧会だ!

なんと京都のアートアクアリウムは国内最大級規模!! 京都初登場のものも、もちろん魅力的だが、それだけでなく実際に足を運んだ記者の独断と偏見で、おススメだと思うものを紹介したい。

・壇蜜さんも絶賛の京都アクアリウム

2015年10月23日から京都・元離宮二条城でスタートした “琳派400年記念祭 アートアクアリウム城” 。同城での開催は去年に引き続き2度目だ。これだけ大きなスケールで展示を行っている会場は、ほかにない。しかも通常は入場できない夜の時間に、一般非公開の場所も公開しているとあっては行くっきゃない!

オープニングセレモニーにはタレントの壇蜜さんも登壇し、花を添えた。壇蜜さんはアートアクアリウムについて「どこに目を置いていいのか悩む。とてもきらびやか」と大絶賛! その言葉通り、会場はどこを見ても光にあふれていて、大人も子どももワクワクすること間違いなしだ。

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・目玉は “大奥 御殿スペシャルバージョン”

展示の最大の注目スポットは、やっぱり “大奥 御殿スペシャルバージョン” だ。ポスターのセンターを飾っている作品なので、ご存知の方も多いだろう。その名の通り大奥を表現しており、水槽は女性が自らの美を競い合う様子を表しているのだとか……。

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華やかな中に毒々しさが垣間見え、まさしく「大奥」というイメージを受ける作品。大きさも幅約3メートルとかなりビッグ! 圧倒されること間違いなしだ。ゆらゆらとゆらめく金魚が妖艶さと、そしてどこかはかな気な雰囲気をかもし出していたぞ。

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・ “金魚品評” の金魚たちが超絶カワイイ! 

記者のオススメは誰が何と言おうと “金魚品評” ! 円形の水盤を優雅に泳ぐ金魚たちを上から楽しむ作品で、通りにずらりと10個ほど並んでいるのだが、泳いでいる金魚がとにかく可愛い!! 金魚を間近で、じっくり見ることができる点もポイントだ。

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ほかのどの作品よりも、金魚がアートの一部として見事に表現されているという印象を受けた。 “大奥 御殿スペシャルバージョン” にぐわっと圧倒された後で、少し息継ぎしたいな……という時にもぴったり。ゆったりと泳ぐ愛らしい金魚たちが心を落ち着けてくれる。

また、運が良ければ水面に顔を出してプクプク泡を吹いている金魚を見ることができるのだが、その様子が本当にかわいい……。家に持ち帰ってしまいたいくらいだぞ。とにかく金魚をメインに楽しみたいのであれば、 “金魚品評” は外せない。要チェックやで!

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ざざざっと紹介したが、いかがだったろうか。400年以上の歴史を持つ二条城で展開される、和のアートアクアリウム。シンと静まった暗闇にともる独特のあかり、そしてゆらゆらとゆらめく金魚。一歩足を踏み入れると、そこはもう別世界だ。

自分が今どこにいたか、忘れてしまう……いや、そんなことはどうでもよくなる感覚に陥るはず。これほどの規模のアートアクアリウムは、全国どこを探しても、ここ京都だけ。ぜひ自分の眼で見て、その美しさと迫力を確かめてほしい!!

・今回ご紹介したイベントの詳細データ

イベント名 琳派400年記念祭 アートアクアリウム城
住所 元離宮二条城 京都府京都市中京区二条城町541
期間 2015年10月23日(金)~12月14(月)
時間 17:00~22:00(最終入場21:30)
入場料金 一般(中学生以上)1600円、子供(小学生以下)1000円、3 歳以下(無料)

Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
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▼入り口にはお祝いの花がいっぱい

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▼佐々木蔵之介さんからのお花も

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▼壇蜜さんも大満足、京都初登場 大奥御殿スペシャルバージョン

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▼こちらも京都初登場の “リンパリウム”

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▼ “ギヤマンリウム”

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▼中の魚が大きく見えたり小さく見えたりする “リフレクトリウム”

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▼特殊な構造の入れ物で表現する “パラドックスリウム”

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▼ぼんぼりをイメージした “ボンボンリウム”

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▼京友禅を水槽に埋め込んだ “キモノリウム”

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▼ “金魚品評” がとにかく可愛くておススメ!

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▼出口にあるお店では京都の地酒も味わえる

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▼土産物屋さんもイイ感じ!

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