おそらく、イヌやネコと同じくらい身近な存在である金魚。この夏、「祭りですくった」という人も多いだろう。お祭りの出店で手に入れられるくらいなので、気軽に飼うことができるイメージがあるが、記者も先日、あまり深く考えずに自動販売機で金魚を購入した。
自宅で飼ってみることにしたのだが、いざとなると予想外の連続! 生きものを飼うのだから当然と言えば当然だが、なかなか大変なのだ。そこで以下に金魚を飼ってみてわかったことを挙げてみたので、金魚の購入を視野に入れている人は参考にしてほしい。
・あらかじめ横幅のある水槽を買うべし
まず、金魚を飼おうとしている人に強く言いたいのが “水槽をあらかじめ買っておこう” ということだ。金魚を購入した後で水槽を手に入れようとすると、何かと不都合が多い。というのも、金魚に見合う水槽は意外と限られるからだ。
はじめは可愛らしいサイズの金魚だが、何事もなく育てばとにかくデカくなることで知られている。琵琶湖で約48センチの金魚が見つかったこともあると聞くし、下手したら、いや下手しなくとも十数センチには成長すると頭に入れておく必要がある。
もちろん可愛らしい金魚鉢でも良いのだが、結局大きくなったときに買い替えなければならない。それならば、はじめから余裕を持ったサイズの水槽を用意するとコスパが良いというものだ。
ただ、専門店に行ったところで必ず程よい水槽があるとは限らない。ちなみに記者は程よい水槽を求めて数店舗はしごした。縦幅はそれほどなくて大丈夫だが、横幅はしっかりとあるものを選ぶようにするといいらしいぞ。
・意外とお金がかかる
そして水槽の件にしてもそうだが、本気で金魚を飼おうとすると割とお金がかかる。エアーポンプや水の清潔さを保つフィルター、底砂やカルキ抜きなども必要。どれもこれも金魚を飼うには欠かせない。
また、金魚に限ったことではないが、稚魚の間は病気にもかかりやすい。そのための対策も必要だ。そのほか最低限必要なものなど、店員さんに細かく聞くと良いだろう。記者は1匹40円で金魚を買ったが、設備には約3万円を支払った。
・はじめに環境を整えることが大事
正直、もう少し簡単な環境で飼育しても、育つことは育つはず。しかし、先々のことを考えるとはじめが肝心。金魚を飼うにあたり、とにもかくにも水槽選びが重要だというのがよくわかった。
せっかく飼うならば長生きしてほしいもの。金魚を飼おうとしている人は、まず環境を整えてあげることをオススメしたい。以上、金魚の飼育を始めた記者の考えをまとめてみた。参考になれば幸いだ。
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.