現在のサッカー界で必ずといっていいほど論争が巻き起こるテーマがある。それは「メッシとクリスティアーノ・ロナウドはどちらがスゴいのか」ということ。同じ時代に生まれたが故、両者はこれまでにもたびたび比較されてきた。
言うまでもなくどちらもスゴいため、答えは出ないもの。だが、終止符を打てるのならば見てみたいと思っている人も多いだろう。そこで答えを知るべく、ゲームを使用して検証! 現実では叶わない究極の対決「メッシ11人 vs クリロナ11人」を行い、答えを導き出したのでお伝えしたい。
・ウイイレで検証
使用したゲームは、2015年10月1日にコナミから新しく発売された『ウイニングイレブン2016』。顔はもちろん動きまで……リアルを追求しまくった同作であれば、納得できる結論を導き出してくれるに違いない!
・いたってルールは簡単
ルールは単純明快。フィールド上の選手はメッシとクリロナのみ。交代なしで延長戦まで戦い抜き、それでも決着がつかなければPK戦と、まさにガチンコ勝負の死闘である。
フォーメーションは現在両者の所属しているクラブを使用。メッシはバルセロナ、クリロナはレアル・マドリード。本来プレーしている場所に入った選手をキャプテンに指名し、いざキックオフだ!
・壮絶な試合展開
世界トップレベルの2人だけに接戦必至。そう簡単に得点は生まれないのかなァ……試合が始まる前はそう思っていたが、実際はそうではなかった。むしろ逆。試合は近年まれに見る打ち合いに発展した。
序盤から攻勢に出るメッシ。あっという間に小刻みな連携からクリロナ要塞を突破し、立て続けにゴールを決める。さすがは4回もバロンドールを受賞した天才だ。しかし、だがしかし……!
相手は11人のクリロナである。ひとりだけでも相手と脅威となれる存在が11人。2点を奪われたまま、黙ってやられる訳がなかった。まず1点を取り返すと怒涛の反撃。なんと前半だけで2−4と試合をひっくり返してしまった。
・運命の後半
後半に入ってもプライドがぶつかり合う両者。取られたら取り返す。まるで伝説の殴り合い「ドン・フライ vs 高山善廣」を思い出すような点の奪い合いだった。そして最終結果は……
4−7でクリロナの圧勝。最後に差が開いてしまったものの、まさかここまで壮絶な打ち合いになるとは誰が予想できただろう。お互いに大量得点と、ストライカーとしての意地が伝わってくるいい試合であった。
・さすがの両選手
11人が同じ顔、そして解説のジョン・カビラさんが同じ名前を連呼する光景はちょっとばかり異様であったが、検証からはクリロナ有利だということがわかった。ただ、2人の能力がズバ抜けていることも再確認。まだまだこの2人が、サッカー界を牽引する時代は続きそうだ。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼メッシ11人に対して……
▼クリロナ11人
▼なんという不思議な光景だろうか
▼敗北にメッシもこの表情である
▼こちらは試合のスタッツ
▼COMレベルはスーパースター。調子は普通でプレイ
▼伝説の殴り合い「ドン・フライ vs 高山善廣」
https://www.youtube.com/watch?v=hgAGXMtmaus