2015年9月18日より開幕するラグビーW杯。エディー・ジョーンズヘッドコーチのもと、成長した日本代表はどこまで戦えるのか。今から待ちきれない状態だが、日本代表以外でラグビーファンが必ず気になるチームにニュージーランド代表がある。

試合前に行う伝統の舞「ハカ」でも有名なオールブラックス。ただでさえ鳥肌ものであるにもかかわらず、相手の受け方ひとつで一気にかっこよくなってしまうこともしばしばだ。そこで今回は、その例として史上最高クラスのかっこいいハカをお伝えしよう。

・舞台は2011年W杯の決勝

動画「The Greatest haka EVER?」は2011年W杯の決勝でのものだ。ニュージーランドで開催されたため、ドアウェイ状態のフランス代表。試合開始前から、会場は異様な雰囲気に包まれていた。

しかし、オールブラックスのハカが始まった時、フランス代表が空気を一変させる行動をとる。そう、彼らは主将デュソトワール選手を軸にV字ラインを形成。ハカで威嚇(いかく)してくる王者に対し、肩を組んだまま一歩ずつ歩みを進めたのである!

・闘志を示すフランス代表

ついにはハーフウェイラインをも越え、オールブラックスに対して闘志を示していったフランス代表。その勇ましさはド迫力のハカと合わせ、震えるほどかっこいいシーンなので、ぜひ一度はご覧いただきたい。

・罰金覚悟の行動

ちなみにフランス代表は、前進できる許容範囲を超えて罰金を科せられたものの、それはわかった上での行動だったという。ご存知の通り、フランス代表は7−8と敗れはしたが、今でもこのハカはラグビーファンの記憶に残る名シーンのひとつとなっている。

なお、今大会でオールブラックスの初戦は9月20日。強豪・アルゼンチンとの戦う予定だ。はたして王者に立ち向かう国々は、どのような形でハカを迎え撃つのか。今大会も試合開始前から注目していきたい。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし