野球では、3つのストライクでひとつのアウト、4つのボールで打者は出塁することができる。ひとつひとつのカウントの中でバッテリーと打者は駆け引きをするのだが、成り立つのは公平に試合を裁く審判たちがいるからである。
しかし先日、あろうことかカウントを忘れてしまった審判が、ビデオで確認するという珍事が発生した。ミスをした審判も照れ笑いせずにいられなかった光景は、動画「Walk issued after review」で確認できるぞ!
・メジャーリーグでの珍事
珍事は2015年9月8日に行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックス vs サンフランシスコ・ジャイアンツの試合でのこと。それはいきなり初回から……ジャイアンツの攻撃で起きた。
・最初は誰も気づかない
3ボール2ストライクのカウントから投じた6球目。明らかにそれとわかるボールが内角低めに外れた。しかし、審判はご飯のことでも考えていたのだろうか、フォアボールの判定を出さず。さらには、異変に誰も気づかない。
そして7球目を投じようとしたその時……ようやくジャイアンツベンチが気づき、投球が成立する直前で抗議。審判はきょとんとしていたが、ビデオで確認した後、打者の「パニック選手」に一塁へ歩く指示を出した。
・日本でも同様の珍事あり
めずらしい出来事となったシーンだが、実は日本のプロ野球でも発生したことがある。1987年、後楽園最後の公式戦がそうで、この時は元巨人の吉村選手が、4ボール2ストライクのカウントからホームランを打っている。
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▼こちらは元巨人・吉村選手の映像