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『インディ・ジョーンズ / 最後の聖戦』の印象深いシーンと言えば “見えない橋” だろう。お宝を目の前にして、広がる深い谷。もう打つ手なしかと思ったそのとき、インディが勇気を出して一歩踏み出すと……足元に橋が! 勇気ある者だけがこの “見えない橋” を渡り、宝を手にすることができるのだ!!

さて、最近、中国で見えない橋……というか、「足元丸見えな道」に関する動画が注目されている。それは地上1000m以上の高さにかかる “ガラス製の道”。そんな誰だってビビってしまう道の上で、道も自分も家族をも信じられなくなった男が激撮、動画が公開されて話題となっているのだ。

・1430mにガラス製の歩道

動画に映し出されているのは、足元丸見えなガラス製の道だ。地上1000m以上の崖沿いを歩く “天空の散歩道”。楽しく散歩する観光客のなかで悲鳴が轟いた。そこには、どうしても歩けなくなてしまった男性が! 彼は、その高所の恐ろしさに、目も開けられなくなってしまったのだ。

・四つん這いになって泣き叫ぶ

下を見るのは怖い! 立つのも怖くて歩けない!! でも、前に進まないと帰れない!!!! そんなジレンマのなか、彼がとった行動は「目をつぶったまま、四つん這いになって、手の平で道の存在を確認しながら進む」であった。

しかも、恐怖のあまり漏らしてしまったらしい。見かねた妻が「手を引いてあげるから!」と言っても、「妻よ! どいてくれぇぇぇぇ!!」と泣き叫ぶばかりだ。

・冷静に考えるとかなり怖い

東京タワーにもガラスの床はあるが、断崖絶壁にブッささっているガラスの道とはレベルが違いすぎる! この動画が激撮されたのは、湖南省・張家界市にある天門山のスカイウォーク(1430m)と紹介するメディアもあれば、河北省・白石山のスカイウォーク(1900m)であるとも言われている。いずれにせよ、とてつもない高所であることには変わらない。

さて、動画では周囲の観光客は失笑、男性の同行者は “早く!” と言わんばかりに、彼を引きずって行ってしまったが……。だが、よく想像してみてほしい。絶望的な高さ、降りられないかもしれないという不安、そして、ここは中国。冷静に考えると、めちゃくちゃ怖い。

参照元:秒拍、Sina Weibo @毎日経済新聞YouTube
執筆:沢井メグ

▼こちらがその動画

▼張家界はこんな感じ

▼白石山はこう! みんな高いところ好きだなぁ……

▼こちらは中国サイトの動画