サッカーの試合中、相手のファールなどで与えられるフリーキック。狙える距離でチームに正確なキックを蹴れる選手がいれば、大きな得点のチャンスとなる。これまで数えきれないほどのフリーキックが決まってきたが、先日の試合で近年まれに見るスーパーゴールが炸裂したのでご報告したい。
そのフリーキックは、2015年8月25日に行われたACL(アジアチャンピオンズリーグ)の準々決勝ファーストレグ・柏レイソル vs 広州恒大の試合でのものだ。一部始終は、動画「Paulinho Amazing Free Kick Goal – 【Kashiwa Reysol vs Guangzhou Evergrande】」で確認できるぞ!
・長距離を物ともせずゴール
広州恒大が1点を先制して迎えた前半40分。ゴールから30メートルはあろうかという位置で広州恒大がフリーキックを得た。そしてキッカーは、ブラジル代表のパウリーニョ選手。まだ距離があるため、パスを選択するかと思いきや、彼は直接シュートを選択した。
・一歩も動けないGK
が、尋常ではなかったのがこのシュート。ボールが右に変化したかと思えば、想像を遥かに超えるほど大きくスライド。中央から蹴ったにもかかわらず、曲がりに曲がってサイドネットに突き刺さったのである!
これはGK・菅野選手に反応しろというのが無理な話。彼が一歩も動けなかったのも納得で、もはやキッカーを褒めるしかない。おそらくこのシュートを止めることができるGKはいないだろう。
・試合結果
パウリーニョ選手のフリーキックで追加点を奪った広州恒大は、後半13分にも追加点。一方の柏レイソルは、後半終了間際に1点を返したものの、結果は1−3とホームで痛い敗戦となった。
https://www.youtube.com/watch?v=ZLZ9czB93F8
▼パウリーニョ選手といえば、日本戦でのミドルシュートが思い出される