アンビリバボー! 思わず実況がそう言わずにはいられなかったスーパーショットが、現在世界で話題になっている。放ったのは、なんと日本人選手。巷で「錦織二世」とも呼ばれている西岡良仁選手だ。
その舞台は、2015年8月10日から16日にかけてアメリカ・カリフォルニア州アプトスで開催されたATPツアー下部大会の「コメリカバンク・チャレンジャー」。シングルスの2回戦、ジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)との試合でのことである。
・想定外のショット
はたして何がどうスゴかったのか。動画「Nishioka Goes Behind The Back For Aptos Challenger 2015 Hot Shot」をご覧いただけたらわかるが、とにかくスゴい。というのも、ラケットの出てきた位置が想定外。映像で見てもビックリなのだ! では、その流れを簡潔に説明しよう。
・背面からパッシングショット
動画では、画面手前の西岡選手に注目していただきたい。前後左右に揺さぶられるものの、必死に食らいつく西岡選手。最後に逆を突かれ、もうダメか……と思いきや! なんと西岡選手は背後からラケットを出して返球! 見事なパッシングショットを披露してみせたのである!!
・相手も拍手するスーパープレイ
これには西岡選手も自身のプレーにビックリしたのだろう。相手が返球できないのを確認すると、ラケットを手放してバンザイ。満点の笑顔で喜んでいるのが印象的だ。一方の相手も拍手で西岡選手を讃えており、そのスゴさがよくわかる。
・テニス界の新鋭
ちなみに西岡選手は、錦織圭選手と同じIMGアカデミー(養成スクール)出身。2014年のアジア大会では、19歳ながら個人優勝を果たしたテニス界の新鋭だ。今大会は準々決勝で敗退してしまったものの、これから更なる活躍が期待される存在なので覚えておこう。