……暑い! 毎日毎日、暑い暑い暑い! 夏だからしょうがないと言っても……暑い!! こんな炎天下の中、車の中がどれほどの高温危険ゾーンになるかは想像に難くない。
しかし今回、炎天下の車の中に1匹のブルドックが、残されたままになっていたというではないか……!? さあ、どうする? 夏のとーっても暑い日に、路上に停まった車の中に1匹のワンコが残されていたら……あなたはどんな行動をとる?
・暑さに弱いブルドックが、真夏の車の中に!?
舞台は米ニュージャージー州。ある暑い夏の日、屋外に停まっていた黒のベンツの中に、1匹のブルドックが残されていた。そのときの気温は摂氏30度ほどだったというが、車の中はも〜っと暑くなっていたはず。Honda の調べでは、直射日光のもとでは、車内温度は摂氏50度にも達するのだとか……。
しかも、短頭犬種のブルドックは暑さに弱い。航空会社も夏になると短頭犬種を預かってくれなくなるほど、熱中症などを起こしやすいことで有名だ。
・通行人「こりゃいかん。どうしよう……」
そこに通りかかった美容師のロビン・ウルマンさん。車内に残され、暑さにへばっているブルドックの存在に気が付き、「こりゃいかん……」と感じたウルマンさんは、まず証拠としてブルドックの写真をパチリ。そしてその場で10分間、飼い主が戻ってくるのを待った。
しかし飼い主は戻らない。ということ彼女は警察に通報。すぐに駆けつけた警察によって車のドアを開けられ、ブルドックは救出されたのだった。ほどなくてして飼い主の女性も戻ってきたというが、今回のケースは動物虐待に該当し、罪に問われる可能性もあるようだ。
・ネットの声「今でもまだ、こんなことが起こるなんて」
さて今回の事態について、多くの人から「2015年の今でもまだ、こんな事態が起こるなんて……」「イヌが助かってよかった!」「私なら怒り狂って、窓を壊しているところだわ」と、夏の車内にイヌを閉じ込めたままにしておくことへの非難、そしてウルマンさんの行動への称賛が集まったのだった。
きっと飼い主の女性も、「すぐに戻るから」と思っていたのかもしれないが、夏の暑さを侮ってはならない。手遅れになってからでは遅すぎるのだ……。
参照元:Facebook、The Dodo(英語)Honda、ANA
執筆:小千谷サチ
▼車内に閉じ込められたブルドック……