以前の記事で、「土用の丑の日」にお金がない筆者は、駄菓子の『蒲焼さん太郎』でうな丼を作るという天才的なレシピにチャレンジした。結果としては、味は悪くないもののティラノサウルスばりの顎力(あごぢから)がないと硬すぎてツラい、というものになった。
美味しく出来れば大量に作るつもりであったが、残されたのは蒲焼さん太郎のマウンテン……こいつはもったいねえ! というわけで、知恵を振り絞り考え付いたのが『蒲焼さん太郎の炊き込みご飯』である!! これはどう考えても失敗する要素が見当たらない!
・どう考えても成功する
『蒲焼さん太郎のうな丼』の問題はただ一つ……その硬さだけであった。味付けは「みりん・しょう油・七味等」とパッケージに書いてある通りで、どう考えても白米と合わないハズがない。
問題の硬さも、ご飯と炊いてしまえば さすがに柔らかくなるだろう。しかも今回は念には念をと、『蒲焼さん太郎』を細かく切って利用することにした。ハッキリ言って死角は見当たらない。
さらにさらに、原料のすり身からほどよいダシが出ることも期待できる。「味付け・食感・旨味」の全てを兼ね備えている『蒲焼さん太郎』は、「さては炊き込みご飯用に開発されたのでは?」 と疑ってしまうほど完璧で、炊き込みご飯向きの素材だといえるだろう。
・実際に炊いてみた
今回は米3合に対し、10枚の『蒲焼さん太郎』を投入! 炊く前からいい具合に調味料が染み出しており、「これ絶対ウマいやつや!」と確信しつつ、炊飯器のスイッチを押す。約1時間後、炊きあがった炊飯器のフタを開けてみると……!
え! 生臭い!! マジかッ!? 魚の顔を出してきやがったな、蒲焼さん太郎ぉぉぉおおおおッ!! ……だがその生臭さも一瞬で、器によそってしまえば色合いも具も、完全にお上品な炊き込みご飯です、ありがとうございました。蒲焼さん太郎もフヤフヤで、100%柔らかい!
・いざ実食!
まっさきに食べようとも思ったが、そこは英国紳士ばりのジェントルマンP.K.サンジュン。ロケットニュース24編集部のメンバーに、先に食べてもらうことにした。その反応は……。
GO羽鳥編集長「味しない」
メグ記者「味ないっす」
和才記者「美味しい米ですね」
原田記者「あ、味が……」
と、全く味を感じないらしい……ってマジかよ! 味付けがギンギンに濃いあの蒲焼さん太郎を10枚もブチ込んでるんだぜ? みんなの舌やられすぎ!! と思いつつ味見してみると……
P.K.サンジュン「マジで味がない」
という結果になった。どうやら、米3合に対し『蒲焼さん太郎』10枚では、絶対的に量が足りないらしい。問題の硬さは解消されており、かまぼこのような、湯葉のような独特の食感となった。
・完全版も近日公開予定!
ただ、狙い通り味付けも悪くなく、ダシもほんのりと出ていたことは確かだ。
Yoshio記者「ウマい! ほんのりダシも出てるよ!! 三つ葉入れてくれれば俺はもうそれでいい!」
という意見もあったから、興味がある人は試してもいいだろう。近日、『蒲焼さん太郎の炊き込みご飯・完全版』も公開予定だから、読者の方はしばし待たれよ!
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼今回は『蒲焼さん太郎の炊き込みご飯』に挑戦だ!
▼米3合に……
▼蒲焼さん太郎、10枚を投入。
▼炊く前から、水に調味料が溶け出ている。……勝った!
▼あとは普通に炊くだけ。
▼フタを開けると一瞬生臭かった。
▼……が、見た目は完全にお上品な炊き込みご飯や!
▼GO羽鳥編集長「味しないよ~」
▼「でも湯葉みたいな食感だね」
▼メグ記者「味ないっす」
▼和才記者「米はウマいですね」
▼原田記者「あ、味が……」
▼Yoshio記者は絶賛「ウマいよ! 三つ葉のせてくれたらそれでいいよ!!」
▼筆者も食べてみることに……
▼むむ!?
▼マジで味がしねぇ(泣)。今回は若干の失敗だったが、完全版を近日公開予定だ! しばし待たれよ!!