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【実録】私のハゲ写真が勝手に「薄毛対策メルマガの広告」に使われていたので広告の作者に挨拶しに行ってみた(中編)

2015年7月27日

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大変長らく JIRA して しまった通称『ハゲアタック』の続編であるが、耕平ならぬ “後編” ではなく……なんとまさかの “中編” である。ことの詳しい経緯は “前編” を参照してほしいのだが、メチャクチャ簡単に「→」を使って説明すると……

なぜか私のハゲ写真が勝手に「薄毛対策メルマガの広告」に使われていた → 広告の製作者はメルマガ発行者である千葉県在住の耕平 → 彼の最終的な目的は「約2万円の育毛DVD」を売ることだった → オマケで耕平オリジナルの4大特典が付いている → 私はDVDを購入すると同時に、挨拶をするため千葉県へ向かってみた──のだが!!

・ぬかりなき事前調査

メルマガ上で耕平が公表した住所は「千葉県船橋市XX●丁目●番●号102」。最後の数字から察するに、マンションもしくはアパートであることは間違いない。

当然、突撃アタック前に「Googleストリートビュー」を用いて電脳ロケハンもしておいた。パソコンの画面上には、古いアパートらしき建物が映っている。このアパートの102号室に、愛しの “人の薄毛で育毛を語りつつ、自らのハゲ頭を一切使わずに人のハゲ頭で金儲けをしようとしていた耕平” がいる……と思うと胸がときめく。

・悩みに悩んだ突撃の時間帯

もう場所は特定できた。あとは突撃するのみ! 私とカメラマン兼ドライバーのYoshioは互いのスケジュールを調整し、6月下旬の某日を決行日と決めていた。

だが、問題は “踏み込む時間帯” である。はるばる千葉へと遠征しても、そこに耕平がいなかったら意味がない。よく『警視庁24時』などのテレビ番組で目にする麻薬Gメンたちは、かなりの早朝にガサ入れをするが、我々の目的は「挨拶」なのだ。

早朝に「おはようございます」と突撃したら、「寝起きドッキリか?」と思われてしまうし、かといって夕方に突撃したら、突撃は突撃でもヨネスケの『突撃! 隣の晩ごはん』だと思われてしまう。そうなったら、“巨大なしゃもじ” も用意しないと……

──と、様々な可能性を考慮した結果、「お昼前に行くのが良いのでは?」ということになった。もしも耕平が真っ当な定職についていたら、その時間帯は不在であろう。しかし彼はネットの公告誘導「アフィリエイト」で稼ごうとしているアフィリエイターなのだ。おそらく彼は、家にいる。しかも、昼ごろ起きるような生活であると見た!

・ついに出発

うだるような暑さの6月某日。私とYoshioは朝早く起床して、ロケットニュースのバトルシップ、980円で購入した軽自動車「三菱ミニカ」に乗り込んだ。ナビの目的地を「千葉県船橋市XX●丁目●番●号」に指定して、高速道路で千葉へと爆走。流れもスムーズ、スイスイだ。このまま順調に行ったら、10時ごろには着いちゃうぞ……と思いきや、そうは問屋がおろさなかった! 話の続きは次ページ(その2)へGO!!

Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【実録】私のハゲ写真が勝手に「薄毛対策メルマガの広告」に使われていたので広告の作者に挨拶しに行ってみた(中編)その2

私は今回のような「突撃作戦」に慣れっこな人生であったが、運転席に座るYoshioに目をやると、緊張と不安と興奮が入り混じった複雑な表情でハンドルを握っていた。それを横目に、私は助手席で「ウエポン(武器)」の動作チェックに余念がない。

今回の作戦、まず用意したのは「A3サイズでプリントした例のハゲ広告」である。刑事(デカ)が指名手配犯の写真を「おまえだな」と相手に突きつけるがごとく、私も自らのA3写真を手にしながら前髪をかきあげ……「このハゲに見覚えはないか?」と詰め寄ってみるという、究極に痛快だけど、そこはかとなく悲しい演出をするためだ。

そんな世紀の瞬間をおさえるために、様々なカメラも用意した。私だけで3カメ、Yoshioが1カメ、あわせて4つのカメラを2人だけで同時撮影するという狂気の撮影体制を整えていた。なお、そのカメラの中には、先日紹介した「ショットガン自撮り棒」も含まれている。バッテリーよし。動作もバッチリOKだ。

次に用意したのが、「ご挨拶」のための粗品である。私のことを知ってか知らずか、いずれにしても勝手に羽鳥ハゲ写真を使ってしまった耕平にプレゼントするべき品として最もふさわしいのは、どう考えても私の自著『絶対に返してはいけない 迷惑メール、LINE乗っ取りにマジレスしてみた。』(ワニブックス)であろう。

もしも私のことを知っていれば、間違いなく「羽鳥のハゲ写真を勝手に使って商売をする」なんて愚かな行為はしなかったはず。ネットの世界で商売をしようとしているのに、私のことを知らなかった罪、そしてロケットニュース24をチェックしていなかった罪は、果てしなく大きい。会った時には、強制ブックマークの刑に処す。

・弁護士さんにも聞いてみた

ちなみに、罪といえば、今回の “ハゲ写真を勝手に” の件について、念のためロケットニュース24の顧問弁護士にも聞いてみたところ、民事手続としては名誉毀損と著作権侵害、刑事手続としては名誉毀損罪あたりで罪に問えるとの回答だった。

・私が耕平に求めること

だが私は、法の力に頼ろうとは1ミリたりとも思っちゃいない。そんなのヌルい。耕平が犯した罪の中で、最もギルティなのは「人の褌(ふんどし)で相撲を取る」ならぬ、「人の薄毛で育毛を語った」こと。すなわち「人の薄毛で育毛を語りつつ、自らのハゲ頭を一切使わずに人のハゲ頭で金儲けをしようとしていた」罪なのだ。

よって、私が求める “償い” はただひとつ。人のハゲ写真ではなく、耕平自らのハゲ写真を使い、あらためてFacebookに「薄毛対策メルマガの広告」を出稿して欲しいのだ。卑怯なことはせず、正々堂々「自分の薄毛で育毛を語れ」ということだけ……。

──そんなことを考えていたら、もうクルマは千葉県に入っていた。耕平の家は射程距離。だが、いざ乗り込む前に、もう一つだけ用意しなければならないモノがあった。いいや、本当はモノではなく、この突撃作戦に連れていくべき “人” がいたのだ。

その人物の名は長谷川俊輔(はせがわ しゅんすけ)。『あったかいんだからぁ♪』でおなじみのお笑いコンビ「クマムシ」の、ヒゲ坊主の方である。一体なぜ、ここにきてクマムシ長谷川さんが登場するのか。理由は次ページ(その3)で説明したい。

参考リンク:Amazon『絶対に返してはいけない 迷惑メール、LINE乗っ取りにマジレスしてみた。
Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【実録】私のハゲ写真が勝手に「薄毛対策メルマガの広告」に使われていたので広告の作者に挨拶しに行ってみた(中編)その3

その理由は、突撃日の約2週間前にまでさかのぼる。去る7月2日に放送されたテレビ番組『ヨソで言わんとい亭〜ココだけの話が聞ける(秘)料亭〜』の収録時、実は私はスタジオで「突撃ハゲアタック」の話をカメラの前で披露していたのだ。

盛り上がるスタジオ。司会の名倉潤さんと河本準一さんからは、「羽鳥さん、危ないから1人で行っちゃダメ!」との声が出た。そんな時、突如として「柔道2段の俺が、用心棒として一緒に行きます」と名乗り出たのがクマムシ長谷川さんだったのだ。

ちなみに、私の出番が来る前の休憩中にも、クマムシ長谷川さんは「大ファンです! 迷惑メール記事は全部読んでいます!!」と、わざわに声をかけに来てくれたほどのナイスガイ。そんなクマムシさんが一緒に来てくれるなんて心強いし嬉しすぎる!!

──と感動しきりな私であったが、この「突撃ハゲアタック」の話は、放送時には見事にすべてカットされていた。もっとも、いま人気絶頂のクマムシである。ただでさえ大忙しな長谷川さんに、何か危険なことがあったら大変。ということで……

イオンモールに寄り道し、今年の2月に発売された音楽CD『あったかいんだからぁ♪』を購入。せめて形だけでもクマムシ長谷川さんを連れて行こうと思ったのだ。

そういえば、耕平が私に送ってきた最後のメールは、実に事務的かつ冷たい内容だった。そんな彼に『あったかいんだからぁ♪』を渡したら、冷えた心も “あったかく” なってくれる……かも。そしたら一石二鳥の万々歳!! ともあれ、これにて準備完了!

・まさかの攻撃

イオンモールから耕平の家までは約4分。距離にして850メートルの場所にある。いよいよ、ついに……5分以内には、愛しの耕平とご対面。私とYoshioは「行くぞ」と言葉を交わし、立体駐車場から徐行で外に出ようとした──その時だった!!

「ぅぅううおおぁあっ!」と、声にならない叫び声をYoshioが発したかと思いきや、「グシャッ!」と嫌な音がすると同時に、かなりの衝撃。そう、イオンの駐車場内とはいえ、我々の乗るミニカの横っ腹めがけ、一時停止無視のクルマが正面から突っ込んできたのである! 一体全体、彼は何者!? 答えは次ページ(その4)へGO!

参考リンク:テレビ東京『ヨソで言わんとい亭〜ココだけの話が聞ける(秘)料亭〜』
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【実録】私のハゲ写真が勝手に「薄毛対策メルマガの広告」に使われていたので広告の作者に挨拶しに行ってみた(中編)その4

今まさに突撃しようとしている我々に向かって、何者かが運転するクルマが突撃してきた。妨害行為か? 警告のための攻撃か? もしや……耕平自らが奇襲してきた!? 数秒後、相手側のクルマから、ゆっくりと一人の男が降りてきた。もしもマフィアの世界であれば、次の展開は “拳銃を抜かれて窓の外からパンパンパン” だ。

私はとっさに、弾は出ないけど撮影はできる「ショットガン自撮り棒」で応戦体勢をとった。しかし、相手方の男は、こちらの窓を覗き込みながら「け、ケガないっすか?」と心配している様子。失敬な! たしかに薄毛だが、そこそこ毛はある。……それはさておき、いきなり銃を抜くような気配はない。しかし……

その後、追突男は、グチャグチャになった自分のクルマのフロント部分を眺めながら「あ〜」と つぶやくだけで、一向に「すみません」の一言が出てこない。もしかしたら、「謝ってしまったら自分の過失を認めることになるから保険的に不利になる」と思っているのかも知れないが、ドキドキしながら我々の出方を伺っている様子。

ともあれ、980円の三菱ミニカは凹んだが、我々は無事。そもそも、こんなショボい事故に付き合っているヒマもない。Yoshioが「うちら大丈夫なんで、もう、いいっすよ」と言うと、彼もまた「じゃあ私も、いいっす」と言い、去っていった。もしも我々のクルマがヤクザのベンツだったとしたら、彼はどうするつもりだったのか……。

いずれにしても、クマムシ長谷川さんを連れてこないで本当に良かった。相手方のスピードがもう少し出ていたら、間違いなく怪我をしていた。それにしても「誠意」って何だろう……とか考えているうちに、耕平宅から半径数十メートルの場所に到着。

・ついに対面の時が来た

ここからは、クルマから降りて徒歩で移動。事前にGoogleストリートビューで予習していたので、目的の建物はアッという間に見つかった。ところがどっこい……!!

そこに「102号室」なんて、ないのだ。アパートではなく、わりと築の古いビルのような一軒家。しかも耕平の名前は「●谷」のハズなのに、表札には全然違う苗字が書いてある。しかしながら、「千葉県船橋市XX●丁目●番●号」は間違いなく……ココ!

私とYoshioは目を合わせ、コクリと頷き覚悟を決めた。私は手の震えをおさえながら、古ぼけたインターフォンを押した。「ビー」というブザー音。返事はないが、すりガラスの向こうから、ゆっくりと人影が近づいてきた。──耕平か!? そしてガチャリとドアが開き、ヌボっと出てきたのは、なんとまさかの……次ページ(その5)で!

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【実録】私のハゲ写真が勝手に「薄毛対策メルマガの広告」に使われていたので広告の作者に挨拶しに行ってみた(中編)その5

おじいちゃん。出てきたのは、おじいちゃんだった。それも単なるおじいちゃんではなく、かなり高齢なおじいちゃん。ほとんど白髪の短髪は、歳相応に薄くなっている。少なくとも、耕平が自称する「35歳」ではない。彼は一体……誰なんだ?

数秒の間、お互い「誰?」という表情で見つめ合った。まるで時が止まったかのような緊張感。ちょっとした “非日常” を感じる瞬間でもある。しかし、私以上に非日常、いわば “異常事態” を感じ取っていたのは、おじいちゃんの方だった。

おじいちゃんの視線は、私の顔と「ショットガン自撮り棒」を行ったり来たりで、明らかに「ヤバイ奴が来た……」といった顔をしている。もしも自撮り棒という存在を知らなければ、“正体不明のロン毛のハゲが、ショットガンを手にしてドアの前に直立不動をしている” としか考えられない。もしくは「殺し屋がやってきた」だ。

当の私も、一瞬にして様々な事を考えていた。パッと見ただけで「彼は間違いなく耕平ではない」と思いつつも、その一方で「もしもこのおじいちゃんが、あの巧妙な薄毛広告で生活費を稼いでいたとしたら、“コンピューターおばあちゃん” ならぬ “アフィリエイトおじいちゃん” で、それはそれでスゴイな」と思ったりしていた。

ともあれ、ここまで来たら、単調直入に聞くしかない。私は開口一番、「こんにちは。●谷さんですか?」と聞いてみた。しかし、答えは……

おじいちゃん「いいえ、ちがいます」

──当然だ。表札からして違うのだ。偽名という可能性もゼロではないが、ウソをついている “瞳” ではない。続いて、「千葉県船橋市XX●丁目●番●号は、ここですか?」との問いには、ハッキリと「そうです。間違いありません」と答えてくれた。

結論から先に言おう。耕平が教えてくれた「千葉県船橋市XX●丁目●番●号102」の住所は、完全なるデタラメだったのだ。28年前から町内会にも顔を出しているおじいちゃんによると、「●谷」なんて苗字の人間は、今まで見たことも聞いたこともないという。

おじいちゃんの家は28年前に建てられて、以来ずっと一軒家。住んでいるのは、おじいちゃんとおばあちゃんだけ。102なんて部屋番号は存在しない……とのことだった。

つまり耕平はウソをついた。自分の住所と言っておきながら、何の関係もないおじいちゃんの住所だった。またもや耕平は……人の褌(ふんどし)で相撲を取ったのだ。勝手に住所を使われていたという事実を知ったおじいちゃんは、「薄気味悪いねぇ……」と声を漏らす。彼もまた、耕平の薄毛商売のために利用された被害者の1人である。

その後、我々はおじいちゃんの「もしかしたら少し住所を変えているのかもしれん。近所のアパートの102も調べてみては?」とのアドバイスに従って、いくつかの集合住宅をチェックした。しかし、おおかたの予想通り「●谷耕平」はいなかった──。

・読者のタレコミに希望が見えた

万事休す。いま持っている情報だけでは、これ以上の追跡は不可能である。仮に、耕平に「ちゃんとした住所を教えろ!」と訴えたところで、正直に答えるわけがない。

この先、どうやって追跡しよう。耕平が契約しているアフィリエイトの会社に相談してみようか……なんて、Yoshioと案を練りながら東京に帰った。そして数日後に「前編」を書き終え、すぐさま公開。まだ追跡は終わっていないのだが、そのうち「俺、追われてる!」と気付くであろう耕平の動きと反応を様子見しようと思ったのだ。

しかし「前編」の公開後、まっさきに動いたのは耕平ではなく、1人のロケットニュース24読者だった。耕平の住所割り出しに悩んでいる我々の状況は知らないはずなのに、その読者は電光石火の独自調査で “おそらくズバリの住所” をタレコミ情報として送ってきたのである。はたして耕平の “真” 住所とは? 続きはラストの次ページへ!!

Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
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【実録】私のハゲ写真が勝手に「薄毛対策メルマガの広告」に使われていたので広告の作者に挨拶しに行ってみた(中編)ラスト

タレコミ情報の主は、自らを「通りすがりの鬼女」と名乗っていた。絶対に敵に回したくはない恐ろしすぎる名前だが、仲間になったら百人力。まず彼女が調べてくれていたのは、薄毛メルマガ「登録ページ」のドメイン情報。ネット調査の基本である。

登録者情報を調べてみると……ズバリ●谷耕平ではないが、とあるリアルな名前が浮上した。仮に「●●英雄(ひでお)」としてみよう。そして「●●英雄」で、さらなる検索にかけてみると……ズバリの名前を使ったTwitterアカウントがヒットした。

・メルマガをやっている船橋のネット商人

そして、そのTwitterアカウントの自己紹介欄には、「船橋のネット商人」「インターネット環境を使って商品を売ったり紹介してマージンをもらったりしています」「メルマガなんぞもやってます」等という、香ばしすぎる文言が並んでいたのだ!

さらに、その名前やドメイン名、関連するURLでガンガン検索にかけてみると……とある住所が浮上する。「千葉県船橋市▲▲●丁目●番●号」と、「福岡県福岡市中央区■■」の住所の2つだ。いろいろと複雑な検索方法なので詳細は省くが、私も実際に調べてみたところ、彼女の推理と同じ住所が導き出された。

・キーワードは最初から「船橋」

しかし、さらなる検索にかけてみると、もうひとつ「千葉県船橋市」の住所が浮上した。福岡はさておき、千葉県船橋市に位置する2つの住所は、前述のおじいちゃん家の町内ではないものの、わりと近所であることまで判明したのだ。灯台下暗し!

おそらく、耕平を演じる「英雄」は、この2つの住所のどちらかに……いる。福岡ではなく千葉だろう。なぜなら彼は「船橋のネット商人」。最初からキーワードは「船橋」だったのだ。

・さらなる罪を重ねた耕平

なお、前ページで「耕平の動きを様子見」と書いたが、その後、耕平も動き始めた。あろうことか、薄毛DVDのオマケである「耕平オリジナルの4大特典」を “ひとつずつ順番に配布します” とアナウンスした後、私が一番楽しみにしていた『特典1 自己アフィリエイトマニュアル』を配布しないまま、一切連絡してこなくなったのである。

ハッキリ言って、もう詐欺だ。ある意味、最も興味深い『特典1.「DVDの購入代金が戻る?」自己アフィリエイトマニュアル』が読みたいがために1万9800円も支払ったのに、羽鳥に読まれたらネタにされる思ったのかトンズラしやがったのだ、耕平は。

・突撃ハゲアタック怒りのデスロード

もう完全に私は怒った。重ねに重ねた耕平の罪は、おそらく日本全国に分布する薄毛予備軍の戦士たちをも「髪の毛が逆立つほどの怒り」に震わせていることだろう。東京から千葉までの道を、「怒りのデスロード」と改名しても良いレベルである。

もうこうなったら、行くしかない。千葉県船橋市にある2つの住所に、マッド羽鳥で行くしかない。それならショットガン自撮り棒だって違和感ない! USBメモリを持参して、「アフィリエイトマニュアルのデータをくれ」と詰め寄るのもアリだろう。

最終決戦「今度こそ後編」は、リベンジハゲアタック直後にアップ予定。梅雨も開けたし、アフリカ出張も終わったから……もう絶対に、JIRAさない。乞うご期待だ!

後編へ続く

Report:迷惑メール評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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▼待ってろ耕平(英雄)、今行くぞ

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