maradona

2015年のベストゴールではないのか。早くもそんな声が上がっている。何のことかというと、2015年7月18日に行われたプリメーラ・ディビシオン(アルゼンチンリーグ)第17節のボカ・ジュニアーズ vs キルメスの一戦で生まれたゴールである。

しかも、あのマラドーナを大興奮させたというのだからビックリ! 一体どれほどのゴールだったのか。さっそく、動画「Gol de Calleri. Boca 2 – Quilmes 0. Fecha 17. Primera Division 2015. FPT.」で確認してみよう!

・アルゼンチンリーグで生まれたゴール

1−0で迎えた後半7分、ボールをカットしたボカは、素早いカウンターから数的有利の決定的なシーンを作る。注目していただきたいのは、ボール受けた右サイドのホナタン・カジェリ選手。パスを選択するも相手に当たってチャンスを潰してしまう。……かに見えるが!

・マラドーナも大興奮

ボールが自身の後方にこぼれると、彼はすかさず軸足の背後から逆足で蹴る「ラボーナ」でふわりと浮かせてシュート! なんとディフェンスとゴールキーパーをまとめて料理してしまったのである!

強引に体勢を立て直すことなく、かつ一瞬で判断したシュートは「お見事」の一言に尽きる。なんという創造性、そして正確さだろうか。実に美しいゴールで、試合を観戦していたマラドーナが大興奮するのも納得のシュートだ!

・テベス選手の復帰戦

ちなみに試合はこの芸術的ゴールでリードを広げたボカが、2−1で勝利。ユヴェントス(イタリア)からカルロス・テベス選手が11年ぶりに同チームに復帰したことでも注目を集めていた一戦でもあったが、見事に復帰戦を白星で飾っている。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし